先日、湯浅醤油さんでペットボトルで作るお醤油作り体験をさせてもらった。
なんと、そのお醤油が完成するのは、1年後ということで、家に持ち帰り、家族総出で地道にお世話をしている。
せっかくなので、その様子を記録を残すことにした。
1日目
湯浅醤油さんで撮った生まれたてホヤホヤ、いわばお醤油の赤ちゃんだ。
これは、大豆、小麦、麹、塩、水を混ぜてすぐに撮った写真。
ここから、空気の入れ替え、撹拌を行い、やっと1年後に立派なお醤油になるということだが…
3日目
3日目、すでに色が濃くなっている。
でも、まだ撹拌するたびに大豆がゴロゴロとしていて、とてもお醤油には見えない。
1週間目
1週間目、ここまでは毎日、空気の入れ替えと撹拌が必要だった。
ここからは、それが2日に1回になる。
湯浅醤油の方が、2日に1回になると途端に忘れがちになってしまう人が多いです、とおっしゃっていた。確かに。
と言うわけで、うっかりお世話を忘れてしまわないように日付を書いて貼っておいた。
わたしの字を載せるのがお恥ずかしいので、ぼかしてみた。赤い丸が、お醤油の日だ。
ちなみに、このお醤油作りに家族は若干飽きている。
息子たちは香りが苦手らしい。(息子(11)は時々えづいている。そんなに嫌な香りではないはずだけど、子どもにはきついのだろうか)
夫に至っては「家族4人分の醤油を今の500mlのペットボトルから2Lの大きいペットボトルに全部移して、代表者1人が混ぜたらいいやん」などと言う。
もちろんその案は却下だ。
そんなことをしてしまったら、1年後に、手作り醤油が無事完成したとしても、お互いの味の違いを楽しめないではないか。
(あと、その場合の代表者って絶対わたしのことだよね?!そうはさせるかー!!)
2週間目
2週間目、だいぶ色が濃くなり、しゃばしゃばだったのが、ドロッとなってきた。
香りもかぐわしくなってきて、それはまるで、麦を炒った香りのような… 少しお味噌っぽいような…
大きな変化が出たのは、3週間目からだった。
3週間目
3週間目、ある日、夜中に「ゴトッ」と音がしたが、何が落ちたのかは分からなかった。
翌朝、音の原因は、換気扇の上に置いていたはずのペットボトル醤油が下に落ちたことだとわかった。
なぜか。
ペットボトルの底が変形するほど、中で発酵が進んでいたのだ!
ぱんっぱんに膨らんだペットボトルの蓋をそーっと開けると、プシューッ!という音ともにまるで炭酸のように中から泡が湧き出てくる。
(わたし自身が泡の写真が苦手なこともあり、少しぼかしている)
慌ててギュッと蓋を締めると、中で少し落ち着いて噴き出すことはないが、蓋を開けたままにしていたら、まるでメントスを入れたコーラのように噴き出してきそうな勢いだ。
醤油は生きている…!
そう思わざるを得ない変化だった。
少し泡が手についたのであとで香りを嗅いだら、しっかりお醤油の香りになっていた。
すごい!
このまま腐らせることなく続けられたら、記録に残していきたいと思っているが、少し不安だ。常温で置いていいと言われているけれど、この先にやってくるあの暑い夏を乗り切れるだろうか。