わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。覚えておきたい出来事やお出かけの記録、おいしいものについてもよく書きます。

3年前の遠出のはなし

 

今から3年前の2022年の夏休み、わたしたちは、京都から福岡まで車で旅行に行ったことがある。

それは、わたしたち家族にとって初めての大冒険でもあった。これまで車で遠出と言っても、京都から三重や、徳島や、石川くらいまでしか行ったことのなかったわたしたちが、福岡を目指すのだ。なぜ、目的地を福岡にしたかというと、この時、当時小学4年生だった息子(13)が、中学受験を控えていたため、まだ時間に余裕のある時に思い切って学問の神様である「太宰府天満宮」までお参りに行こう!と、思ったからだ。

とは言え、その時代はまだコロナが流行していたので、出発から帰宅まではずっとヒヤヒヤしっぱなしだったけれど、今では、この大冒険は、家族の中でも特別に忘れがたい思い出として残っているので、あの時思い切って行って本当によかったなあと思っている。

 

さて、当時の旅行を振り返ってみる。

1日目

朝5時半に自宅を出発して、まずはまだ行ったことのなかった鳥取砂丘へ。

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人影の少ない鳥取砂丘

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自分たちの足跡だけしかない鳥取砂丘

11:00鳥取砂丘をあとにして、島根へ

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こちらもまだ人の少ない出雲大社

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趣味のマンホール写真

途中寄り道をしながら、広島へ19:00到着

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ベッドが2段の珍しいホテルだった

・当日にホテルを予約したので、チェックインしてから周りには居酒屋さんしかないことに気づいた。夕食をどうしようかと悩んでいたら、なんとホテル近くのファミマの中でサブウェイが注文できたので、持ち帰ってホテルで食べた。

あれから3年経つけど、相変わらず自宅近くのファミマではサブウェイなんて注文できないぜ?やれやれ…と、このブログを書くにあたりちゃんと調べてみたら、この時わたしたちは、たまたまファミマとサブウェイのコラボ店に行っていたらしい。このコラボ店、全国に数店舗しかないとのことなので、ラッキーだったようだ。

2日目

10:00ホテルをチェックアウトして、原爆記念公園へ。

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川向こうにある原爆ドーム

・原爆ドームへは、悩んで悩んで結局行かなかった。親としては連れていくべきだとは思ったのだけど、まだ当時1年生だった息子(10)には、かなりきつい体験となり、おそらくショックから立ち直れなくなって旅行中ずっと情緒不安定になってしまうのではないか、と、考えたからだ。正直なところ、今でも見せておくべきだったのか、と考えてしまうことがある。

11:30宮島へ

宮島といえば、厳島神社。ところが...

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この時はあいにく鳥居が改修工事中

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もみじ饅頭の天ぷらが美味しかった

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趣味のマンホール写真

20:00 福岡のホテル到着。

・福岡滞在中のホテルは、マンションに併設されていて、キッチンもベランダもあるし、冷蔵庫や洗濯機も備え付けられていて、とても便利だった。夕食は、あえての居酒屋さんで食べてみたかった福岡名物の鶏皮串を食べた。甘辛で美味しかった。

3日目

10:00太宰府天満宮に到着


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・太宰府天満宮に足を踏み入れた時の高揚感、そこに流れる空気の良さはちょっと忘れられない。境内を歩くと、聞こえるはずのない美しい音色があたまのなかで響いて、見るもの全てがきらきらと輝いて見えた。きっと、わたしはここと相性がいいのだな、と、思った。余談だがこちらの真っ白な「心守」というお守りを、ぎゅっと握るととても落ち着く。絵馬に息子(13)の合格祈願を家族で書いたのも、いい思い出。

12:30太宰府天満宮を出発

14:00佐世保


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・太宰府を出た後は、はるばる長崎のラッキーズまで佐世保バーガーを食べるためだけに行った。憧れの佐世保バーガーは、大きいだけじゃなくて本当にほっぺたが落ちるほど美味しかった!

17:30福岡タワーの近くの海辺へ

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夕方の海岸で遊んだ

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福岡タワーの上から見た夕日

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ライトアップされた福岡タワー

4日目

朝から福岡市科学館へ。

・わたしたち家族は、旅先の科学館に行くことを趣味のひとつとしている。福岡市科学館は、街の中のビルにあって行きやすいのがいいな、と思った。見る触るだけじゃなくて、実験をたくさんさせてくれるのがとても楽しかった!

お昼は、博多バスターミナルで、憧れだった牧のうどん

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ごぼ天とか盛り盛り

・うどんを食べたあとは、ご当地スーパーのボンパレスまで足を伸ばしてお買い物。ここで万能たれ「うまかばい」と出会い、以来何年もカルディで買って使い続けている。

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焼いた厚揚げにうまかばいが一番美味しい

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夜ホテルで食べたしろくま!

5日目 最終日

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朝ごはんはむっちゃん万十

・夜、ホテルから博多バスターミナルまでお散歩をした時に買った、むっちゃん万十は、ちょうど旅行に出る前にテレビでおすすめされていたので、福岡に行ったら絶対に食べようと思っていたもの。形もかわいいし美味しかった。

ホテルをあとにして、一気に京都へ!

12:00関門橋

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ピクミンもいっしょ

16:40岡山のSAで早めの夕食

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・こういうサービスエリアで食べたなんでもないおそばが、なぜかずっと記憶に残るほど美味しかったりする。

20:30京都の自宅に到着

・広島1泊と、福岡3泊、合計4泊5日の夏の大冒険の旅は、きれいな景色と、美味しいごはん、初めての経験といったたくさんのお土産を心に増やすことができた最高の日々だった。

いまだに島根から広島に向かう途中の名も知らぬ川沿いの道の美しさは、わたしの目の奥に残っているし、息子たちと、宮島で食べた熱々のもみじ饅頭の天ぷらや、佐世保バーガーの美味しさを語ることがあるし、何より、わたしは太宰府天満宮で受けたあの特別な空気が忘れられない。今でも心が沈んだ時には、あの清らかで朗らかな空気を思い出してはグッと前を向ける時があるほど。太宰府天満宮は遠いので、おそらく二度と行けないだろうけど、一度行ったからこそあたまのなかでまた、いつでもあの場所を思い出すことができる。

遠出をするには「えいやっ」という勢いと時間とお金が必要だけど、二度と行けないからこそ、どこもかしこも初めての場所で新鮮な出会いが多い。それに、行ってしまえばこんなにも大きくて特別な思い出になるのだから、またいつかどこか遠くに行けたらいいな、と、思ってしまうのだった。

 

今週のお題「遠出」