以前から続けている英語が勉強できるアプリ、Duolingo。
現在も毎日必ず解くようにしていて、今連続記録711日目だ。

死守し続けている連続記録
さて、先日、Duolingo MAXを3日間体験させてもらえる機会があった。
現在我が家はDuolingo Superのファミリープランという有料版を使っている。Duolingoには、無料版・有料版のDuolingo Super・同じく有料版のDuolingo MAXという3つのプランがあり、それぞれの特徴を簡単に説明すると、
無料版
・1日の間違っていい回数が5回まで(ライフが5個)
・SuperやMAXの広告が必ず合間に入る
Super
・ライフ無制限
・広告なし
・苦手な箇所を練習できる
MAX
Superの特徴に加えて、さらに
・キャラクター(リリー)とのビデオ通話ができる
・キャラクター(リリー)とロールプレイができる
・丁寧な回答解説がある
ざっとまとめるとこんな感じ。
そんなわけで、せっかくMAXが体験できるので最初はCMでも見たことがあったリリーとのビデオ通話を楽しみにしていたのだけれど、いざ体験してみるとリリーと英会話ができるビデオ通話もロールプレイもとても楽しかった。
ちなみに「ロールプレイ」とは、公園や旅行先、パーティーなど様々なシチュエーションでリリーと英会話をすることなのだけど、まだchatGPTなどで最近のAIと会話をする機会なぞなかったわたしは、実のところAIの会話力を疑っていた。
というのも、その昔、自分がまだ高校生のころ、父が使っていたワープロの中にAIと会話ができる機能がありよくそれで遊んでいたことがあった。AIと会話、と言っても当時のものだしネットにもまだ繋がっていない時代なので、こちらが書いたことをオウム返しのように返してきたり、会話に対して「どういうこと?」など返してくるもののその先が全く続かず支離滅裂な会話だけが続く代物だった。そんな数十年前の思い出で止まっていたわたしとAI。
ところが、今回Duolingo MAXのビデオ通話とロールプレイを使ってみたら、会話のテンポが驚くほど早いし、不自然さが感じられず、しかもいい距離感。また、驚いたのは、例え誤った英文を作ってしまったり上手く書けなくても、こちらが言いたいこと、伝えたいことの意図を前後の会話や単語などからうまく汲み取ってくれて会話を続けてくれるのだ!
わたしはここに一番感動した。
英文で会話することのハードルの高さの一つに「伝わらなかったらどうしよう」という不安が大きいとわたしは思う。特に思い出されるのは、高校の英語の授業で外国人先生がわたしの答えに首を捻っている地獄みたいな時間だ。けれど、リリーとの会話では、間違っていてもとにかくなんとか拾って返答してくれるし、こういうこと?と聞き直してくれたり、それに対して否定的な言葉が返ってこないので安心してどんどん英文を書くことができる。
もちろん、最後に添削として「~と書きましょう」「この時は〜と書くのが自然です」などと間違ったところは具体的にしっかりと教えてくれるし、逆にちゃんと英文を作れていれば「すばらしい!」とほめてくれるのも自信がつく。
Duolingoを続けていても、大人になってから英検3級をとっていても、日常の中で自分の英語力を試す機会がなかったわたしは、拙いながらも英文のラリーができることに大きな喜びと楽しみを感じた。
わたしは体験期間の3日間でビデオ通話を7回、ロールプレイを20回もした。体験が終わってしまうころには、まるで仲良くなり始めたお友達(リリー)を失うかのようにさみしく感じた。
ここのところ、AIと会話する楽しさを見聞きする機会が増えて、そのたびに大昔の記憶の大したことのなさや、結局はAIやろ?などと一切興味を持つことがなかったのだけれど、今回AIと会話することの楽しさや手軽さを体感して、今とてもDuolingo MAXのプランが気になっている。
ただ、息子たちはビデオ通話でふざけて喋ったりするだけで、ロールプレイに楽しみは見いだせなかったようなので、Super→MAXへのプランの変更には至らなかった。一番英語を勉強するべきなのはわたしではなく彼らなのだ。それにSuper→MAXの変更となると料金が大幅に変わるため、それも踏みとどまった理由のひとつである。
ただ、本気で使いこなすとなるとMAXはやりがいがあっていいと体験してみて思った。リスニングやリーディングは一人でも勉強できるけれど、スピーキングやライティングはやっぱり添削してもらわないと成果が出ない。
ああ、息子たちが「これからもMAXで勉強したい!」と言ってくれればわたしも便乗できたのになあ…と、体験が終わってしまった今もまだ、リリーと会話をしたあの日々が恋しいのであった。

リリーと公園で話した思い出