わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。覚えておきたい出来事やお出かけの記録、おいしいものについてもよく書きます。

もう、すぐに

 

もう、すぐに追い抜かれてしまう

息子に、背を。

 

CMのキャッチコピーように書いてしまったが、この前息子(12)と並んで歩いていたら、それを後ろから見ていた夫から「身長、同じくらいやで」と、言われた。「ちょっと横に並んで」と言われて写真に撮ってもらったら、わたしと息子(12)の差、わずか3cmほどだった。3cm!!そんなもの、最近の息子の成長を見ているときっとあっという間に伸びる。

ついに、抜かされてしまうのか!

息子の方はわたしを追い抜かしたくてたまらない様子だが、わたしの方はもうちょっとだけ高くいたい。背が高くても低くてもわたしのかわいい息子にはちがいないが、やっぱり追い抜かされるとなると、ちょっと悔しいではないか。

しかもこっちはもう横にしか成長しないのだ。

悪あがきにしかならないかも知れないが、最近は気づけば姿勢を正すようにして、暇さえあれば足や背中のストレッチをして体を伸ばし、少しでもまた背が伸びるように努力をしている。また、最近はまだ暑いので家の中で常にタオルを首に巻いているのだが、時々ぐいっとタオルで首を引っ張り伸ばしている。背が伸びなくても、首はもしかしたらシワの分だけでも伸びるかも知れないのだから。

ところで、最近の息子(12)の反抗期具合ったらひどい。注意をしたらため息で返事をしてくるのはまだかわいい方で、特に腹が立つのは、絶対に聞こえているはずなのに「なんて?」と言ってくることだ。しかも、わたしの小言が終わったすぐあとに!!余力がある時はまた1から同じ文言で繰り返し叱ってやるのだが、疲れている時は「聞こえてるやろうがー!」と最後の力を振り絞ってブチ切れるようにしている。こういった息子の様子や態度もまた、わたしが息子に背を抜かされたくない理由のひとつである。

ちなみに息子(9)とわたしの身長の差も夫が写真に撮ってくれたが、こちらはわたしが抜かされるまであと15cmくらいだろうか。しかし、油断はできない。なぜなら息子(12)はクラスの背の順は前から数えて7番目らしいが、息子(9)は後ろから数えて3番目と、息子(9)はデカいのだ。下手したら小学校を卒業する前に背を抜かされるかも知れない。洋服のサイズも今ではもう140cmを着ている。6年生になるころには大人のSサイズを着ているかも知れない。

 

息子たちを出産した時から、元々背の低いわたしはそのうちすぐに抜かされると覚悟はしていたが、いざその時が近づいてきたら、手が離れる時が近づいているなあとさみしくなるし、この先、わたしが家の中で1番小さくなるのか...と思うと、確実に老いを感じる。息子たちがぐんぐん成長してくれるのはこの上ない幸せだが、とにかくわたしは今自分ができる最大限の工夫をして、息子(12)との差の3cmを少しでも長く競っていきたいと思っている。