わたしのあたまのなか

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大人になってから英検3級に挑戦したこと⑦

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(英検の2次試験の流れ↓

テスト内容は、①から⑥まであり、

①英文を読む

②③④その英文に対しての質問、

またカードに添えられたイラストについての質問の3つに答える。

そして最後は、⑤⑥面接官からランダムで出される日常に関する英語の質問に英語で答える)

 

 

【YesとNoの分かれ道】

 

 

①から④を繰り返し練習しているうちに、2次試験まで残り1週間となった。この期間に元同じ幼稚園のお母さんから久々にランチのお誘いがあったが、日をずらしてもらった。(もちろん英検のことは話していない)

そう、私は非常に焦っていた。焦りまくっていた。

残りの1週間は⑤と⑥に対策を向ける と決めていた。もうここからはYouTubeのみ。たくさんの英語レッスンYouTuberが私の先生だ。英検の勉強をしてみて初めてわかったことだが、YouTubeにはたくさんの試験対策の動画が上がっていてびっくりした。勉強にはテキストももちろん必要だがYouTubeにかなり助けられたのも事実だ。

さて、⑤と⑥の質問はカードとは一切関係のない受験者のことについて聞かれる。これも、ライティングと同じで英文法さえ合っていれば、本当のことを言う必要などないらしい。受験者の趣味嗜好など、面接の場では必要のないことなのだ。

だが、⑤と⑥の質問には大きな違いがあった。それは⑤である1つ目の質問は1ターンで終わる。つまり、面接官が質問してそれを英語で答えて終わり。

けれど、次の⑥の質問にはYesで答えると「Please tell me more」と尋ねられ、さらに詳しく補足をしなければならないし、Noと答えると、1つ目とはまた異なった新たな質問をされるのだ。

これは焦る。

つまり、私の趣味嗜好などあちらは興味もないことだろうが、聞かれた質問にあまり何も考えずYesと答えると2ターン目でさらに掘り下げて嘘をつかないといけないし、Noと答えると新たな質問をされるので合計3つの質問に答えることになるため、グルグルと脳みそを動かす必要があるのだ。

 

【心の底から英語で話してくれる友人が欲しいと思った】

 

というわけで、私はライティングの時のように、どんな質問が来てもある程度答えを用意できるように、片っ端からYouTubeで3級の2次試験の動画を探して、様々な質問に答えまくる練習をした。

しかし、それでも一向に慣れなかった。

これは当日絶対に緊張する、とも思った。生身の人間から英語を浴びせられないといつまでも経っても慣れない。最初はYouTubeの向こうの人やイラストにさえ緊張したし。

今からでもオンラインで英語面接の練習をしてもらおうか…でも、オンラインで何回練習をすれば完璧になるのかもわからない。しかも今さらオンラインレッスン?!今さら?!何を言っているのだ、私は!!

このように冷静な自分と、パニックを起こしている自分が、常に脳内に2人いるような状態だった。

まず、英語で会話のラリーが出来ない。耳から聞いた言葉をそのまま理解できればいいが、

耳から入った英語を頭の中で日本語に直す

 ↓

言いたい答えを英文で考える

 ↓

話す

になってしまって、どうしても時間がかかる。しかも、2次試験では沈黙が続くと減点の対象となってしまうらしいので、英文がスッと出てこない時のようないざという時のために、いわゆる間を埋める練習もしていた。

「Umm…」だと「うーん」に聞こえてしまって「それ日本語やん」と思われそうだ。「Ahh…」も私が言うと「あー」になってしまって「それも日本語やん」である。

というわけで、「Ahh…」と「Umm…」を足した「アーム」(ムはンに近い)を選ぶことにした。

「アーム」「アーム」と洗濯物を干しながら、ひたすら練習していたら、まるでネイティブな発音のようになってきたが、「こんなことをしてる場合か!!」と、また焦るはめになったのである。

 

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