息子(9)には呼び名がたくさんある。
- まずはスタンダードに名前だけ、のぞむ(仮)
- 次に語尾にたんをつける、のぞむたん
ここから先はただただ息子(9)がかわいすぎて、わたしが呼んでしまう愛称だ。
- かわいいちゃん
- きゃわ
- すきちゃん
- だいすきちゃん
- ぷにちゃん
- ホットケーキちゃん
さあ、どうだ!!かわいがられすぎだろう。
かわいいちゃん(←まあわかる。かわいいもんね)
きゃわ(←兄がよく呼んでいる。かわいい)
すきちゃん(←直球やん。でも、わかる)
だいすきちゃん(←感情が直接的でいいよね?)
ぷにちゃん(←ほっぺがぷにぷになんだもん)
ホットケーキちゃん(←!!?)
「ホットケーキちゃん」とは、まだ息子が3、4歳くらいのころから呼び始めた愛称で、ホットケーキが出てくる絵本を読み聞かせしていたら(そういえば、息子ってホットケーキみたいな甘い匂いがする…)と、ふと「ホットケーキちゃん」と、呼んだら思いのほか喜んでくれて気に入ったのだった。
さて、これには後日談があり、ある時やたらと息子が大人になるのを恐れていた時期があった。
「大人になりたくないよー」
「おかあさんとずっと一緒にいたいよー」
「おかあさんに死んでほしくないよー」
と、泣きじゃくっていた息子が、突然、
「ホットケーキちゃんって呼ばれてたこと、ずっと忘れたくないよー」
と、言って大泣きしたので、わたしもつい泣いてしまった。
大丈夫、君が忘れても、わたしが忘れないよ。
君の頭から、まるでホットケーキみたいにほわほわと柔らかくて、甘くていい匂いがしていたこと。忘れないから、大丈夫。
そう言って息子を抱きしめながら2人で泣いたのもいい思い出だ。
ちなみに仮名の「のぞむ」だが、これはわたしが息子の名前の候補として考えていた名前だ。
望と書いて「のぞむ」
すごくいい名前だな、と思ったのだが、息子が生まれる3日前に(予定帝王切開だったので産む日が決まっていた)夫とわたしと当時まだ3歳だった息子(12)の3人で、家の近所の喫茶店でモーニングを食べながら、互いに候補の名前を持ち寄り、画数や苗字との相性、それに兄となる息子の意見を尊重した結果、今の別の名前となった。
もちろん息子(12)にも、いくつか呼び名がある。
名前そのままと、名前に「くん」をつけたもの。
そして「ちょろすけ」だ。
これは、小さいころちょろちょろと動き回っていたので、よく「こら、ちょろすけ!」と、呼んでいたのが、そのまま残ったものだ。
今では成長して、ちょろちょろと動き回ることもなくなったので、すっかり呼ばなくなったが、◯◯くんとたまに「くん」付けで呼ぶと、喜んでくれる。喜んでくれるのに「外では「くん」づけで絶対呼ばんといてな!」と強がるところも、またかわいい。