わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。覚えておきたい出来事やお出かけの記録、おいしいものについてもよく書きます。

かぞくなかよくインフルエンザ

始まりは夫の体調不良だった。

 

熱、だるさ、咳、といった「それどうみても、インフルエンザやん!!」という症状が夫に出てから、すぐにマスクをつけて、子どもたちをできるだけ夫から隔離したが、時すでに遅し。

夫→息子(8)→私→息子(12)の順に家族仲良くインフルエンザA型の症状が出て罹ってしまった。

 

息子たちは高熱だったので、小児科に連れて行ったが、私は悪寒がつらかったものの幸い微熱だったし、予防接種もしているので重症化することもないだろう、と自力で治すことにした。

なので、「まあこの状況ですから多分インフルエンザでしょう」という感じだ。

子どもたちがインフルエンザだと、習い事の送り迎えに外出することもないし、もちろん予定も全部キャンセルしたし、どうせ引きこもっているしかないので、私の場合は病院に行っても行かなくても一緒なのだ。

 

が、私はインフルエンザをなめていた。

 

症状の中でつらかったもの。

それは、匂いと味が全くわからないことだった。

 

その日は突然訪れた。

前日までは、味も匂いもわかっていたのに、次の日の朝、いつものように淹れたミルクティーの味がわからない。

ん?ただのまったりしたお湯だ。

 

朝はいつもなら食パンだが買い物にも行けないので、ちょうど買い置きしていたコーンフレークを食べることにした。

もちろん味はわからないが、コーンフレークに入れた冷たい牛乳の(牛乳の味もわからないが)口当たりがいい。

味はわからないが、サクサクしているので、無味無臭のまま食べきってしまった。

 

昼はみんなで昼寝したので、食べなかった。

 

夜はさすがにお腹も空いたし、いつか食べようと楽しみに置いていたカップヌードルの辛麺だったが、買い物に行けないので、それを食べるしかなかった。

私は辛麺にチーズを入れて食べるのが好きなので、味はわからないがチーズを入れてみた。(食いしん坊なもんで)

辛いのだけがわかる麺だ。

これだったらチーズを入れなくても一緒だったと後悔した。

さて味覚を失ってわかったことだが、

辛麺は勢いよくすするとむせることが多々あるが、味覚を失うとむせなかった。

いつもならゆっくりすする辛麺をツルツルッと食べてしまった。

しかし、辛いのは口の中の熱さでわかる。

食べたあと、口の中の熱さを消したくて、味もわからないのに、アイスを食べた。

味はわからないが、冷たくて気持ちよかった。

 

そして、これも、味覚を失ってわかったことだが、人は味がわからないと、どれだけ食べても満腹にならない。

不思議なことにいくら食べても満腹にならないのだ。

  • 味がわからないから、心が満たされないためなのか
  • 味がわからないから、満腹中枢が働かないためなのか

私には理由がわからないが、なんとなく両方とも正解な気がする。

 

ちなみに息子(8)は味も匂いもわかるが、

息子(12)は私と同じく味も匂いもわからないらしい。

が、彼も私と同じく味もわからないのに大好物のみそラーメンを作ってほしいと言って食べていた。

やはり食いしん坊の息子は食いしん坊なのだな、と思った。

 

さて、インフルエンザのことはさておき、

今の私の心配事は、

このままではクリスマスパーティーとお正月の準備がなにも進まない!

ということだ。

本当なら、そろそろメニューを考えたり、買い揃える食材をリストにしたり、いつどのお店でどれを買うかを効率よく考えて準備するころだが、もう私の頭と体は疲れていて動かない。

 

とりあえず、クリスマスに飲むシャンメリーは早めに買っておいてよかった。

 

ここ何年もインフルエンザに罹らなかったので、今年も逃げ切れるかと思ったがダメだった。

でも、何も家族全員うつらなくても!と思うが、ウイルスの仕業なのだから、仕方がない。

 

とにかく早く元気になりたい。

そして早く味がわかるようになりたい。

 

 

…なんだったら多少しんどいのが残ってもいいから、味がわかるようになりたい。