わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。覚えておきたい出来事やお出かけの記録、おいしいものについてもよく書きます。

暑い夏の奈良へ 前半・奈良公園から東大寺へ

夏休みに入る前に、息子(9)に「どこかお母さんと行きたいところはある?」と聞いてみた。

平日は息子(12)がほぼ毎日クラブで不在のため、せっかくの夏休みなんだから、2人でどこかへお出かけしようと思って聞いたのだ。すると、息子(9)は「奈良公園に行きたい!鹿が見たい!」と言った。

奈良公園?まあ、電車で行けなくはないところだな…ということで、2人の夏のお出かけは奈良へ!と、決まったのだが、ある日、息子(12)のクラブが平日2日続けてお休みになったので、3人で京都から電車に乗って奈良へ行ってみた。

ちなみに、この日も熱中症警戒アラートが出ていて気温も湿度も高い絶好調に暑い日だったので、日傘と、たっぷりの氷水を入れた水筒と、塩分チャージをたくさん持って出発!

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9:30 さっそく鹿さんがお出迎え!

実は、わたしたちが奈良に行く数日前に、観光客の方が奈良の鹿さんを蹴るというショッキングなニュースを知ったばかりだったので、出会う鹿さんたちには「大変だったね」という思いがどうしてもあった。わたしは幼いころから数えきれないくらいに東大寺に来ていたし、毎回「奈良の鹿さんは神様の遣いやからな」と聞かされていたので、ニュースを知った時は「あの奈良の鹿さんを蹴るだなんて!」という怒りと恐れが入り混じった悲しい気持ちだった。

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わたしの趣味のマンホール写真


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立派な角の鹿さんと、水辺で涼む鹿さんたち

奈良公園を抜けて、鹿さんたちを眺めながら、東大寺に向かうことにした。久しぶりの奈良公園は、海外からの観光客で溢れていたが、この日本の蒸し暑さをどう感じているのだろうか。また海外の方の多くは日傘をさしていなかったが、この日の日差しは肌に突き刺さるほど強かった。

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東大寺の南大門に到着

と、ここで、石畳の隙間に足を取られて、わたしの右足首をグキッとひねってしまった!

一瞬とはいえ全体重が足首に乗ったため、異常に痛い。木陰に腰をかけて(このまま歩ける?え、帰る?もしかして、骨折してる??)と、自問自答をしながら、足の様子を見たら、足首を動かすと痛むがなんとか歩けそうだった。子どもたちは「帰った方がいい?」と心配してくれたが、帰るにしても自宅まではどうせ時間がかかるし、せっかくここまできたので、とりあえず休み休み歩きながら東大寺を目指すことにした。


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東大寺到着

よく東大寺の窓から大仏さんのお顔が見えてたのになあ、と思っていたら、どうやら東大寺の窓が開かれるのは年に2回だけだったらしい。お正月に来ることが多かったので、大仏さんのお顔を見た記憶があったのだった。

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大仏さんの鼻の穴と同じ大きさでくり抜かれているらしい「柱の穴くぐり」

わたしが幼いころは「嘘つきはこの穴くぐられへんのやで」と言われ続けていたが、今回調べてみたらそんなことはどこにも書いていなくて、柱の穴をくぐると頭が良くなるとか無病息災のご利益があるらしい。幸い息子たちは2人ともくぐることができて喜んでいた。

 

東大寺をあとにして、息子たちが楽しみにしていた鹿せんべいを買いに。

さて、奈良の鹿さんたちは普段はとても穏やかだが、わたしたちが鹿せんべいを手に入れたことに気がつくと、ガラリと目の色を変えて驚くほどの執着心でぐいぐいと強い圧で近づいてくる。

しかし、ここでギャーギャー騒いで逃げまわってしまうと他の鹿さんたちにも「あの人、鹿せんべい持ってるやん!」と、気づかれて、あっという間に囲まれてしまうので、一度鹿せんべいを手にしたら、慌てず騒がず身の周りの鹿さんたちに静かに配るのが良いと、息子たちに話した。

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こうして、囲まれることなく無事に鹿せんべいをあげることができた息子たち。とても楽しかったらしい。よかった!