わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。覚えておきたい出来事やお出かけの記録、おいしいものについてもよく書きます。

Netflixで好きだった作品・海外ドラマ編

最近、NetflixからU-NEXTに乗り換えた。

実は随分前からU-NEXTに惹かれていたのだけれど、今より月額利用料が上がってしまうため、いつか無料体験だけしようかな、などと考えていた。

ところが、夫が「電子書籍も読めるならU-NEXTの方がいいんじゃない?」と言ったので、乗り換えることにした。

解約の時に確認してみたら、Netflixは約5年利用していた。ちなみにNetflixの前はHuluで、そこでもたくさん海外ドラマを楽しんだが、ある時から日本のドラマやバラエティの配信が増える一方で海外ドラマの配信が減ったと感じる時期があった。

ちょうどクリスマスが近かったその時、夫から「クリスマスプレゼントで何が欲しい?」と、聞かれたので、出産を機に契約していたHuluを解約して、月額約500円(当時)だったNetflixを「1年契約させてほしい!」とお願いしたのがNetflixを見始めたきっかけだった。

当時はHuluの他にケーブルテレビも加入しており(今は解約済)FOXチャンネル等でも海外ドラマを楽しんでいたので、Netflixは一年間だけにするつもりでお願いしたのだが、結局5年も楽しんでしまった。

 

さて、長年Netflixを利用していたので、今現在Netflixで限定配信の作品のみをピックアップして、おすすめ映画やドラマを記しておこうと思う。せっかくなので、当時の自分が興奮冷めやらぬままツイート(ポスト)していた言葉も添えて臨場感を出してみた。

 

アンという名の少女

赤毛のアンが好きなら強くおすすめしたい!

「このドラマはアンじゃない!」という声も多くあるようだが、私は「赤毛のアン」という作品が生まれた時代の生活様式などを映像で楽しめるのが、素晴らしいと思った。登場人物たちが慎ましく一生懸命に生きる様子を見ると「もっと丁寧に生きよう」とすら思ったものだ。

完結する前に打ち切りとなったのがもったいない。ちなみに私は2周した。

↓当時のわたしのつぶやき

Netflix「アンという名の少女」アニメファンとしては所々「私の知らないマシューが!」とか「なんだこのアナザーストーリーは?」とか、色々思うところはあるんだけど、大好きなアンがあのグリーンゲイブルズで動いてる姿を見ると、胸がいっぱいになる

— zebrafinch (@zebrafinchyan) 2020年10月9日

 

ブラック・ミラー

星新一さんのショート・ショートっぽさがある1話完結型のイギリスが舞台のドラマ。

不気味で後味の悪い話、人間のいやらしさが炙り出された話など、様々なパターンで繰り広げられる「嫌な話」が素晴らしい。特にシーズン1.2にはハズレなし。シーズンを重ねるごとに少し複雑になってしまったな、と感じることもあった。

私は、シーズン1なら「国家」シーズン2なら「シロクマ」「ホワイトクリスマス」シーズン3なら「秘密」がとびきりにイヤな話で好きだ。

稀に胸にグッとくる話もあるが、大体見たあとは頭の中でぐるぐると考えてしまう話が多い。

オレンジ・イズ・ニュー・ブラック

女子刑務所の中の生活を描いた物語。

半分実話で半分創作らしいが、人間関係がドロドロしすぎず、全員のキャラが強いのでコミカルに描かれつつも、その中にも悲壮感や後悔などの感情が丁寧に追われている。展開も早くとても爽快。閉ざされた中の人間関係が生々しいところがとてもいい。ほぼ無名の俳優さんが多数出ているのも気が散らずに楽しめるところ。

打ち切りなく終えることのできた文句なしの最終回では、全ての風呂敷がきれいに折り畳まれていて感動すらある。

エージェント物語

Netflix制作のフランスが舞台のドラマ。ただし、2023年11月現在Netflixからは消えていて視聴できない。

シーズン4まであるが、シーズン3までは最高におしゃれでおもしろい。シーズン4は中途半端に終わってしまい、私自身の感想としては「これなら3で終わればよかったじゃない!」と思うほどだった。

とは言え、ひとくせもふたくせもあるフランス人たちの業界を覗ける貴重なドラマであると思うので、配信が再開されることがあれば、視聴することを強くおすすめしたい。

ブリジャートン家

ソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」や、イギリスドラマの「ダウントン・アビー」が好きなら、きっと楽しめる中世ヨーロッパが舞台のドラマ。

恋愛要素がかなり強めで少し過激なシーンもあるが、私はすっかりブリジャートン家の世界にハマってしまい、原作本のシリーズの全てを買って読んだほど。

デリー・ガールズ 〜アイルランド青春物語〜

アイルランドが舞台の青春コメディ。

「ブリジャートン家」を観ていたら、ペネロペ役のニコラ・コクランがとても愛らしかったので気になり、彼女が出ている作品をもっと観たい!と探したらこれが出てきた。

無鉄砲な学生と、いい加減な大人たちのドタバタ具合がちょうどいいバランスで、おもしろかった。

アンブレラ・アカデミー

超能力を持った子どもたちが世界中から集められ、その特殊能力を極めて世界のヒーローとしてひとつの家族として育てられた「その後」の話。

強さゆえの哀しみ、超能力では解決できない家族特有の問題など、ただの勇敢なヒーローものではない複雑な人間ドラマ。それぞれのキャラが個性的でわがままで、超人的なのに人間臭くて面白い。

私はめちゃくちゃハマってしまいグッズまで購入した。

アフターライフ

妻を亡くした中年の男の日常をユーモアたっぷりに描いた物語。

惨めにも思える瞬間をおかしく切り取ることで笑ってしまうが、気を抜いていると感動させられて号泣するはめになり「ずるい!」と思わされるにくいドラマだ。

私は主演と製作総指揮を務めているリッキー・ジャーヴェイスが好きなので、まんまとぐっと心を掴まれてしまった。

ストレンジャー・シングス

言わずと知れたNetflixの超大作。

あらすじは知らない方が楽しめる気がするので詳しくは書かないが、私はストレンジャー・シングスのTシャツを5枚持っている。毎日着ても平日は柄違いでいける。最初は部屋着にするつもりだったが、今では惜しむことなく外でもがんがん着て行き勝手に宣伝している。

今際の国のアリス

気がつくと日常から離れた世界に放り出され、わけもわからず死のゲームに参加させられた人たちの話。

とにかく痛快で、話の展開の早さと広がりがおもしろいので、おすすめ!

わけもわからずゲームに参加しないと死ぬという極限状態の中、必死に生きる人、他人を蹴落とすことに集中する人、全てを諦める人など様々な人間模様がそれぞれ過激で振り切れている。グロいシーンもあるが、それがあるためにより話に入りこんでしまう。

こういう作品は大体ラストで「はぁ?」となりがちだが「今際の国のアリス」はそうではなくラストも素晴らしく、自分の中では忘れられない作品のひとつ。

ムーブ・トゥ・ヘヴン 〜私は遺品整理士です〜

天涯孤独となった自閉症の男の子が、亡き父の跡を継いで遺品整理士として成長していく韓国ドラマ。

私は韓国ドラマの1話1時間×時には100話超えもあるというその長さがとても苦手なのだが、このドラマはアメリカのドラマと同じく1話45分×10話とコンパクトにまとめられているので、とても見やすかった。

そのため普段韓国ドラマを見慣れている人には物足りなく感じるかもしれないが、人の死の、その後を解決していく物語で、悲しみと感動が押し寄せてきた、最後まで全く飽きない。

イカゲーム

借金まみれの参加者が超高額賞金を手に入れるため命を賭けて戦うゲームの韓国ドラマ。

いろんなところで宣伝されていたので有名ではある時思うが「カイジ」っぽい世界なので間違いなく面白い。

血飛沫が遠慮なく飛びまくり、Netflixならではの過激な物語。よくよく考えたら「なんかよくわかんねえな」と思う展開もあるが、勢いで最後まで楽しませてくれる強さのあるドラマだった。

 

以上、Netflixでおすすめの海外ドラマ(今際の国のアリスは国内ドラマ)とまとめてみた。

Netflix限定配信の他であれば、もちろんもっとたくさんおすすめしたいドラマはあるけれど、せっかくなのでNetflixの製作や限定配信にこだわってみた。

私はもう解約してしまったが、ブリジャートン家、ストレンジャー・シングス、アンブレラ・アカデミーのそれぞれの新シーズンが揃ったら、再びNetflixを1か月だけ契約しようかな、などと目論んでいる。(とか言ってまたずるずると5年も契約してしまったりして…!)

 

あと番外編としてトーク・サバイバー」も2周して観てしまうおもしろさだった。

下ネタ全開で下品で過激だけれど、大人が頭をフル回転させて「面白い」を突き詰める様子は単純に笑ってしまう。

子どもと一緒に見るわけにはいかないので、一人でこっそり夜な夜なゲラゲラと笑わせてもらった。こちらも新シーズンがあったら是非観たいと思う。

さらに番外編2として「ARASHI's Diary Voyage」も、とても良かった。
私はこれを配信されるたびにリアルタイムで観ていた。

あの時の「あともう少しで、嵐が終わる」「あともう少し、どうか無事に」という嵐として活動する残された短い瞬間を、このドキュメンタリーが制作されたことで1人きりではなく、みんなと共有している気持ちを感じられて、すごく良かったことを記しておきたい。