わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。覚えておきたい出来事やお出かけの記録、おいしいものについてもよく書きます。

Netflix1ヶ月チャレンジ・の続き(2ヶ月目)

1ヶ月限定で再び申し込んだNetflixだったが、2ヶ月目も楽しむことができたので、今回は話題の作品ではなく自分が観たいものだけゆっくり観ることにした。が、こうして書くと1ヶ月でわりとたくさん観ることができていて、2か月目も大満足だ。

 

1.リディア・ポエットの法律(海外ドラマ)

あらすじバレリーナが遺体で発見され、警察は彼女につきまとっていたという男を捕まえた。しかし、彼の母は息子の無罪を信じて、イタリア初の女性弁護士に助けを請うが…

男性社会が当たり前で、女性はおとなしく家のことさえしていればいいとされていた時代に、イタリア初の女性弁護士となったリディア・ポエットを描いた物語。どれだけ優秀でも、どれだけ言っていることが正しくても、ただ「女性」というだけで発言は認められず、さらには男性たちからの妬みで弁護士資格も剥奪される危機に。

どれだけ人に疎まれても、どれだけ危険な場所でも、絶対に怯まず正義のために事件の真相を明かしていくリディアがめちゃくちゃかっこよかった!

 

2.クイーン・シャーロット(海外ドラマ)

あの「ブリジャートン家」の社交界で絶対的な存在感を放つシャーロット王妃の若かりしころを描いたブリジャートン家外伝。ブリジャートン家のストーリーからは離れるので「おもしろいのかな?」と、観るのを迷っていたけれど、せっかくだからと観始めたらあっという間に惹き込まれてしまった!

わりと悲しいお話が多く、愛しているからこそのつらい選択に気が重くなるシーンも続いたけれど、あの最強のシャーロット王妃にはこんな時代があったのか!とか、レディ・ダンベリーはこうして社交界を生き抜いてきたのか!とか、ブリジャートン家の象徴のヴァイオレットは、幼いころこんな少女だったのか!などなどと、大好きなドラマ「ブリジャートン家」の中の歴史をよりよく知ることが出来て、本当に面白かった。これを観ずしてNetflixを解約するところだったのか、と思うとゾッとするくらいだ。

 

3.首(国内映画)

これはNetflix独占配信ではないのだけれど、たまたまホーム画面に上がってきたので、そのままの勢いで観てしまった。

わたしは歴史があまり得意ではないので、なんだかよくわからない部分もあったけれど、めちゃくちゃ歴史に詳しければ「こんな解釈があるのか!」ってさらに楽しめたのかな、と思った。

血がドバドバでるし「絶対痛いやん...」とひいてしまうような描写もあるけれど、昔は本当に生きるか死ぬかの分かれ道が身近にあったのだろうし、同じ日本の中でも陣地のためにたくさん不本意に死んでいったのだろう。また、わたしの中にいつの間にかあった冷静な織田信長像が完全に覆り、めちゃくちゃやばい奴やったんやな、という印象に変わったが、本当にあんな狂った織田信長が当時は暴れていたのかも知れないと想像すると、とてもおもしろいと思った。

4.マイライフwithウォルターボーイズ (海外ドラマ)

あらすじニューヨークのマンハッタンで幸せいっぱいに生きていた優等生のジャッキー。だが、ある日突然、父と母と姉をいっぺんに事故で失い、コロラドに住む母の親友、キャサリンの家に引き取られることになった。煌びやかな都会とは正反対の田舎の生活に加えて、そこはなんと10人兄弟の大家族!しかも、人の出入りなどほぼない田舎の高校ではジャッキーは注目の的で…

これこそ、古き良き海外ドラマ!という感じ。ストーリーが似ているわけではないけれど「The OC」を観ていた人にはこのドラマがグッと刺さるのではないだろうか。(わたしも、もちろんTheOCを観ていたし大好きだった)

甘酸っぱいティーンズたちの恋模様と、LOVEだけでは乗り越えられない苦い大人たちの恋模様のバランスがちょうどいい。アメリカっぽい学校生活やイベントもドラマの中にたくさん登場するので、初めて観たドラマなのになんだかとても懐かしくて、観ている間とても幸せを感じるドラマだった。

また、ジャッキーがキラキラした美人だけでなく、芯のしっかりとした強い女の子だからこそ、つらい出来事を乗り換えようとしたり、慣れない大家族の中で暮らす姿を応援したくなっていいドラマだと思う。ただしラストは「これシーズン2あるよね?ね?」と思わずテレビに問いかけたくなるくらい気になる終わり方なので、わたしはシーズン2を信じて静かに待ちたいと思う。

5.After life(海外ドラマ)

以前、Netflixを解約する前におすすめの作品をまとめた時にも書いた「アフターライフ」↓

zfinchyan.hatenablog.com

その時はシーズン1だけを観ていたので、今回はシーズン2を。

最愛の妻をガンで亡くした中年男性の物悲しさと、周りの優しさが身に染みる作品。

このドラマを再生すると「年齢制限16+ 言葉遣い」と、注意が出るのだけれど、確かに子どもと一緒に観ることはできないくらいに、言葉も悪ければ、下ネタもブラックジョークも満載だ!けれど寂しさから周囲に毒を吐く主人公トニーの心の傷が痛いほどにわかるから、なおさら抱きしめたくなってしまう。また、四六時中適当なことを言っていそうで、実はどれも心の中にある本当の言葉を吐き出しているトニーと、それを全てわかって受け止めている周囲の人々との関係がとてもうらやましく思える。

言葉遣いがアレだから、子どもには観せられないが、実は子どもに観せてあげたいのはこういう作品なんだよな、と思う。みんな何かを抱えていて、心は傷ついているが、お互いを支え合いたいし、優しくありたいと思っている。いつも悪態ばかりついている無気力な中年男性のトニーの姿が気づけば心に突き刺さり、わたしの涙を奪っていくので、本当にずるいドラマだ。心に染みる作品なのでおすすめしたい。

 

6.アンメット ある脳外科医の日記(国内ドラマ)

あらすじ2年前に起きた車の事故の怪我が原因で、記憶障害のある脳外科医の川内ミヤビ。現在は治療行為をせずに働ける看護助手として、たった1日しか保てない記憶と、これまでの行動を記した日記を頼りに病院で働いている。そこにアメリカから帰国した優秀な脳外科医の三瓶友治が赴任してきて...

これはNetflix独占配信ではないのだけれど、邦画でも日本のドラマでも全て字幕をつけることができるNetflixで観ることにした。字幕がつくと、例えば髪を乾かしながらでも観られるし、そこまで音量をあげなくてもしっかり内容がわかるので便利だなと、Netflixを解約してからよく思うようになった。(PrimeVideoも作品によっては字幕がついているけれど、全てではないので)

このアンメットは最近放送されていたドラマらしいが、わたしは普段ドラマを観ないので全く知らなかった。けれど、一時いろんなブログでやたらと「アンメット」という文字を目にする機会が多かったので、とても気になっていたのだ。

1話を観終わった瞬間「すごいドラマに出会ってしまった」と、本当にドキドキした。

たった1日しか保てない記憶。次の日の朝起きた時1番にやることは、今までの自分の歴史とも言える自分の気持ちや行動を書き残している日記を読んで今の自分を理解すること。そしてそれらを脳のエキスパートである「脳外科医」がしているということ。

そのどれもが、もどかしいような、だからこそ受けいれているのか、とか、とにかく惹きつけられてしまって仕方がない。

さて、わたしは現在10話まで観た。残りあと1話である。早く観ないとNetflixの契約が終わってしまう、はずだったのだが。

先月は心の中の黒いわたしが(あと1ヶ月契約したらブリジャートン家3の後半が観れちゃうんだから、夫には黙って契約更新しちゃいなよ)と囁いたので、つい2ヶ月も契約してしまったのだが、今回はちゃんと「Netflixの契約終わらせないとね」と言ってみたら、今度は夫から「あと1ヶ月いいんじゃない?」と言ってきた。

元々今回の再契約は夫がNetflix独占配信のドラマを観たくて始まったものである。忙しさのあまり途中で断念していたが、やはりそのドラマを観たいということで(あと、もう一度映画スラムダンクを観たいらしい)さらに1ヶ月契約することになったのだ!やったー!夫がドラマを観たいということに加えて、夏休みが始まるので子ども達もそっちの方がいいだろうとも考えた結果、再契約3か月目に突入してしまうことになったが、まだまだ気になっていたドラマや映画があったので、わたしは嬉しい。

というわけで、おそらくわたしの中での「忘れられないドラマ」にランクインするであろうこの「アンメット」は、焦らずじっくり観たいので、これからゆっくりと最終回の11話を楽しみたいと思う。