最近、1人でタリーズに行く機会が続いた。
少し前にタリーズに行った時、ホットミルクティーとクアトロフォルマッジ、それにハニーウォールナッツを注文したら「ドーナツは温められますか?」と聞かれた
え?ドーナツ、温めんの?
温めたらドーナツにかかってるグレーズが溶けちゃわない?
「温めたら…」と言いかけて(いや、尋ねてくるということは理由があるはずだ)と思い直し「温めた方が美味しいですか?」と聞いてみた。
すると店員さんは少しはにかんで「私は…温めた方が好きです」と教えてくださったので、「じゃあ、温めてください!」とお願いした。
温められたハニーウォールナッツのグレーズは全然溶けていなくて真っ白のままだった。
温めることでハチミツの甘い匂いが強く香る。食べる前から「これ、絶対美味しい!」と確信が持てた。
デザートにドーナツを選んだが、これは冷めてしまうともったいない!
クアトロフォルマッジは一旦脇に置いて、ドーナツに手に伸ばすと、ほわほわと温かく、かと言って熱々でもない絶妙な温度。ドーナツにかぶりつくと温められたグレーズの甘さがじゅわっと口の中に広がる。
私はクリスピークリームドーナツのオリジナルグレーズドも好きだが、タリーズのそれは生地がモチモチとしていて生地がぎゅっと詰まって食べごたえがあった。
美味しい。すごく、美味しい。
店員さんが「温めますか?」と、尋ねてくれなかったら、私はこの美味しさに出会うことはなかっただろう。
甘々で温かくて美味しい。幸せ
クアトロフォルマッジって名前がもう美味しいよね
ちなみに、このあと食べたクアトロフォルマッジにもハチミツがかかっていたことに気が付いた。私はくまのプーさんか。
別日にタリーズに行った時もまたハニーウォールナッツドーナツを注文した。
もちろん声高らかに「ドーナツは温めてください!」とお願いした。
が、今度はこの日に注文したドリンクでまた驚くことになる。
ちょうどハリーポッターとのコラボドリンクがあったので名前からして美味しそうな「爆発ボンボンミルクティー」を注文した。
すると、「ホットですか?アイスですか?」と尋ねられた。
しまった!なんとなく、アイス一択だと思って注文してしまったが、ホットもあるのか…。今日に限って、どっちでもいい気分だ!えー、どうしようー…。
思わず「あの、これって…どっちが美味しいですかね?」と聞いてしまったすぐあとに
(そんなもん、どっちも美味しいからホットとアイスの両方があるんや!)と思い直し、「あ、どっちもきっと美味しいですよね」と謎の自問自答をしたあと焦りながら「あ、ア(イスで…)」と、言いかけた時、「私はホットの方がより甘さを感じられて美味しかったです!」と、店員さんが言ってくださった。
「じゃあ、ホットでお願いします!(ぜひ!)」ということで、ホットの爆発ボンボンミルクティーを注文することにした。
甘いもの、甘いもの、しょっぱいもの
爆発ボンボンミルクティーは、クリームの上にパチパチと口の中で爆ぜるキャンディ(駄菓子屋さんにある「パチパチパニック」みたいなもの)が乗っていて、すごく楽しい。
実のところ「爆発ボンボンミルクティー」というネーミングだけに惹かれて注文したので、何がどう爆発するのか想像もできていなかった。
確かにこれはホットの方が美味しい気がする。単純にミルクティーもホッとする甘さだし、何より、口の中で温かい飲み物と一緒にパチパチキャンディが爆ぜること自体が非日常的であるため、本当に魔法界の飲み物という感じがした。
しかも、時間が経つにつれ、クリームの上に乗っていたパチパチキャンディがミルクティーの中に沈んでいき、コップの中でパチパチと音が鳴るのも初めての体験だ。
なんて楽しい飲み物なんだ!
そういうわけで、最近タリーズに行く機会が続いたが、私はもう完全にタリーズの虜になった。
ドリンクも、フードも美味しい、という理由はもちろんあるが、店員さんのおかげで美味しい新発見が続いたからだ。瞬時に自分のおすすめを教えてくださる確かな知識と、普段から新商品を試してるんだろうな、と思える圧倒的な信頼感。
店員さんにもよるのかも知れないが、それでもここには私の好きな美味しいものがいくつもある。そしてそれはこれからも増えていくだろう。そういえば「タリーズコーヒー」という店名なのに、私は毎回ミルクティーを飲んでいた。今度はコーヒーも試してみよう。きっとお気に入りが見つかるだろう。
そんなわけで、私の頭の中のメモには「1人のランチの時はタリーズが吉」と濃い字で書き記されている。
次にタリーズに行けるのはいつだろう
次は何を食べよう?楽しみだ。