- S字フック
数ある「付き添い入院のためのブログ」的なものには必ず書いてあるS字フックだけど、絶対に持って行った方がいい。しかも私は3つ持って行ったが4つあってもよかったな、と思う。その理由は、
まず2つはマスク掛けとイヤホンと鍵掛けとしてベッド横で使っていたのだが、まあこれが便利!マスクはわりとつけたり外したりするのでS字フックにかけておくのがおすすめ。あとイヤホンも引き出しに入れておくと他のものと絡まったりしたのでここにかけておいた。貴重品入れの鍵も最初は腕につけていたがジャラジャラと邪魔だし、寝る時もつけたら気になって仕方なかったので室内にいる時はここにかけておいたら楽だった。もう1つのS字フックはゴミ袋をかけるのに使っていたけど、1つだと偏って使いにくかったので4つあれば便利だったなーと思った。
- キッチンペーパー
箱ティッシュとキッチンペーパーを持って行ったところ、よく使ったのはキッチンペーパーの方だった。手洗いのたびにハンドタオルを使っていると洗濯物が増えてしまうので、ハンドタオル代わりにキッチンペーパーが超使えるのだ!歯磨きの時や手洗い、顔を拭くのに便利だったので8日間の入院中で箱ティッシュ×1、キッチンペーパー×2をほぼ使い切った。
- はさみ
何気なく持って行ったはさみだがあって良かった!と思った。なぜなら病院から出される薬の袋が意外と開けにくくて朝昼晩とはさみがなければ相当イライラしたと思う。また喘息のため常用している薬の空容器を毎回確認のために看護師さんに渡す必要があったため、シート状で持って行った粒の薬を切り離す時にはさみがあって助かった。
- 風呂用のビニールバッグとエコバッグはあると便利
私はお風呂用にIKEAのビニール袋、病院内のコンビニに行くのにエコバッグを持って行ったがお風呂や買い物だけではなく洗濯機に入れる服をまとめたり、自販機で飲み物をまとめ買いする時にも使えて便利だった。
- スリッパは付き添い入院なら持って行って間違いない
入院している本人はほぼ一日中裸足でベッドの上で過ごすが、付き添い入院している親はベッドで横になれる訳ではない。ではどうなるかというと、ほぼ椅子に座っていることになるが、人間は寝る時以外の長時間、靴を履いて過ごすと意外と疲れる!というわけで、家から持ってきていたしっかり目のスリッパ(ホテルの備え付けにあるペラペラのスリッパだと逆に疲れると思う)に足を通してみたらふんわりとなんとも優しい履き心地で一気に楽になった。
- いつもの家の匂いで安心するための「ハンドソープ」
息子が入院した病院には各病室の手洗い場やトイレに備え付けのハンドソープがついていたが、入院前はハンドソープがあるかどうかまではわからなかったので、一応用意していたハンドソープが役に立った。(詰め替え容器に入れて行った)「いつもの家の匂い」がする些細なものこそ、術後の痛さとホームシックで塞ぎ込みがちになっていた息子を安心させてくれた。
- 子どもの娯楽はゲームだけだと失敗する
今回の入院では、Switchと漫画と折り紙と写し紙(トレーシングペーパー)を持って行ったが、これらは全て両手が使えて遊べるものだと思い知らされた。準備している時には手術に備えて点滴をするため片手が使えなくなるということがわからなかった。しかも使える片手が利き手じゃなければ何もできない!
というわけで、片手でも遊べるもの…例えば絵合わせカードやオセロなども準備して行った方がいい。それとSwitchは基本両手を使うがタブレットなどでできるゲームは片手でも操作できるので、それもあらかじめダウンロードしておくことを強くおすすめしたい
- テレビカードっている?いらない?
息子たちは家でほとんどテレビを見ない。見るとすれば私が見たくてつけてるテレビをただ一緒になんとなく見るだけだ。そのため入院前は「テレビカードいらないかもなー」と思っていた。しかし入院してからわかったこと、それは「人の声が恋しくなる」ということ。またいつもテレビから聞こえる人の声は「知っている人の声」となりやたら安心するということ。ちなみに同室のベッドに最初だけいた男の子もずっと通販番組をつけっぱなしにしていた。病院なのでテレビをつけてなくても人の物音はどこからか必ずするけど、夕方はすごくさみしくなるので、テレビカードは必要だと思う
自分のために大事なこと
- 自分の吐き出し場所を作ろう
看護師さんの対応で思うことがあった時、なんでこんなにもしんどいん?!と思う時、子どものことですごく不安になった時…あなたの夫や親や友人がいつでも話を聞いてくれるのなら言うことないが実際にはそうではない。というわけで私はどこに発表するわけじゃなくても、メモ機能やブログなどを使って文に残すことをおすすめしたい。実際に、私もメモ機能を使って入院中の出来事や思ったことを逐一書いて残すことで、気持ちを吐き出すことで客観的に物事を捉えられて落ち着けたし、切り替えられた。しかも私はそれをブログにまとめたので、その場にいなかった夫に追体験してもらえた。子どもと自分の記録にもなったし書いてなければ忘れ去っていたであろう些細な出来事も思い出せるので、いいと思う。
あればよかったもの
- 両手で使えるスプーンやフォーク
使い捨てのお箸、スプーン、フォークは持って行っていたが、利き手が使えない中ではスプーンやフォークも使いにくそうだった。しかも使い捨てのため持ちやすさに特化しているわけでもない。手術の場合は点滴のことを考えて両手使いできるスプーンやフォークを用意した方がいいと思う。
- 眠りにつきやすくさせるアイテム
かかりつけの皮膚科のお医者さんに「入院の準備がなかなか進まなくて…」と話したところ「必要なのは耳栓くらいじゃない?」と言われたが実際病院で過ごす夜に耳栓をすると、なんとなく足音が聞こえたような気がしたり、変に静かで逆に落ち着かなくなる。というわけで、気休め程度でもいいから落ち着いて眠れるアイテム…例えばアロマとか睡眠導入剤とかカイロなどがあれば便利だなと思う。
持って行かなくてよかったもの
- マットレス
これはもうめちゃくちゃに悩んだ。ちょうど入院準備中にAmazonセールが始まったので買うべきなのか…?と思ったが、
- 部屋の大きさが事前にわからなかったこと
- 日中の付き添い者のベッドの片付け方がわからなかったこと
により、何度かカートに入れたものの買わなかった。結局入院した部屋は広く、日中もベッドは出したままだったのでマットレスがあってもよかったかも知れないが、結果的に夜中子どもから添い寝してと言われる毎日だったので、マットレスがあっても意味がなかった。ただし、付き添い者用のベッドは本当に狭くて固いので長期入院の場合は必要だと思う。
- クロックス
私の中で入院患者はパジャマとスリッパというイメージだったので、息子にもパジャマとクロックスを用意したが、入院した病院はクロックス不可だった!地震や火事など避難する時のことを想定しているのか、転びやすいなのかはわからないが、持って行ったものの禁止されているクロックスを履かせるわけにはいかずただのお荷物となってしまった。
以上、入院中の持ち物などでした。