この日も、夜中何度も点滴のアラームが鳴り
その都度ナースコールを押して交換してもらう。
6:00
起床
私は寝不足の塊だが、息子は夜の間もスヤスヤとよく眠り、6:30の体温計測で一度起きたが、頭を撫でていたらまた眠った
7:30
息子が寝ているうちに自分の朝ごはん
ホットミルクティー2杯、1本満足バー、ナッツバー半分
パン…、パンが食べたい…
8:00
息子の朝ごはんタイム
全粥、とかせるふりかけ、味噌汁、かにかまと青梗菜のあんかけ
しかし、喉が痛くて食べられないようだ
痛さを0から10の数字で尋ねると、何も食べなければ痛さは2
お粥は8に跳ね上がり、牛乳だと3
ということで、牛乳を3分の2だけ飲み、その他はお残し
さらに、身振り手振りで「ずっと寝てるから、おなかが空かない」と、伝えてきた
あのね、私もずっと同じ部屋にいるからお腹が空かないはずなのに、
ちゃんと朝昼晩ぐうとお腹が鳴るのよ。なんで??
10時に入れてもらえるはずだった痛み止めの点滴がなかなか来ないので、
本の読み聞かせ(ありのフェルダ)、
持ってきていたカードゲームをして気を紛らわせる。
夫より、今日差し入れに行こうと思うとのLINE。
差し入れは看護師さんに受け渡し、と最初の注意書きに書いていたけれど、尋ねてみると、息子は病棟外には出られないが、私は病棟外で夫から直接差し入れを受け取っていいとのことだった。
「ご家族の話もあるでしょうから…」と言われ夫と会えないと思っていたので、会えるとわかりホッとする
11:19コンビニへ
11:34病室に戻る
コンビニから病棟に戻った時間を記入する用紙をふと見たら(15分以内!)と、書いてあった。
図らずもきっちり15分だった。セーフ!
ちなみに、コロナ最盛期の時に付き添い入院した友人の時は、病棟から出るのは一日一回のみ、かつ10分以内の制約があったらしいので、回数制限なしで、5分伸びただけでもありがたい。
コンビニでは念願の朝のパンを購入
(練乳フランスパンを2つ!)
そのほかには、
息子が食べやすかったと言っていたので、お粥に入れる小さなお醤油と、息子が大好きな飲むヨーグルトと、私の食事用にたんぱく質も摂った方がいいかな、と思い、エビマヨスティックを購入。
12:30
昼食
⚪︎全粥、冷奴、蒸し鶏、缶詰みかん、サラダ
この日のヒットは蒸し鶏!
見た目はサラダチキンをスライスしたものだったけど、
鶏ひき肉を細かくしたものを片栗粉で固めて蒸したらしきもので、
(あとで調べたら、嚥下食に使われるゲル剤というものがあって、それが使われていたようだ)
ちゃんとつくねの味はするのに、プリンみたいにプルップル。餡もかかっていて味もしっかり美味しい。すごい!
サラダは白菜の漬け物をポテトサラダに混ぜました…みたいな代物で食べず。
食事はほどほどに、私が買ってきた飲むヨーグルトに目がハートになった息子
喉も痛くなくスルスル飲めて、すごく美味しかったらしい
お医者さんからは、病院食に限らず、食べられる柔らかいものがあったら、なんでも食べていいですよ、と言われているので、そこは本当に助かった。
この日の蒸し鶏と飲むヨーグルトのおかげで、
ずっと塞ぎ込んでいた息子の顔が少しだけ明るくなり、
やっぱり食事は大切だな、と思った。
飲むヨーグルトは2本買ってきていたので、明日の朝も飲もうね!と、楽しみを作った。
13:00
自分の昼ごはん
本日は、かきたま春雨ヌードル!
スープまで飲み干してしまった。
(ゴミ処理が面倒だったのもある)
息子くんは食後の鑑賞タイムでprimeでジョージを見ていた
14:00
夫が兄を連れて、差し入れに来てくれた。
差し入れに持って来てもらったのは、ドラえもん20冊!
それと、絵あわせカードや、片手でもできるブレインゲーム
私が使うコロコロマッサージ器
(首がカチコチだったので)
そして途中のコンビニで買ってきた、と言ってジャスミンミルクティーとカフェオレと、プチシュークリームとエクレアも。
備え付けの冷蔵庫が小さいので入らないよ!と言いつつ、しっかり受け取る
7冊持って来ていたドラえもんは、
(6冊持ち込みで1冊院内のコンビニで追加購入)
入院中すでに2周以上していて暇を持て余していたので、家にあったドラえもんを追加で持ってきてくれたのだ
入院前の準備ではSwitchがあればいいか、と思っていたけれど、点滴のルート確保のため右手をぐるぐるにされて両手が使えなくなったため、Switchをできなくなり、とにかく暇そうにしていたのだ。
久しぶりに会った兄くんは、ニンニク臭くて頭もペトペトで、父と子の男2人生活を満喫しているようだった
(前日ニンニクたっぷりの回鍋肉を食べたらしい)
会ったら泣くかと思ったけど、会えた嬉しさでお互いニコニコしながら抱き合う。
コロナ渦じゃなかったら、病室でお見舞いできたのになあ、と、残念がっていた。
16:00
持って来てもらった絵あわせカードで遊ぶ
大人気なく本気でやるが何度か負ける
看護師さんが来て、痛み止めの点滴を16時に打つ予定だったが、息子の希望で夕飯前に変更してくれた
ごはんの時に痛さがやわらいだら、美味しく食べられるもんね
17:00
2人で頭から煙が出るくらいゲームをしたので、
息子は読書(ドラえもん)に再び没頭
ところで、隣の部屋の付き添いのお母さんの咳がすごく重い音で苦しそうで気がかりだ。
咳の感じからして喘息だと思うが、心配。
17:20
晩ごはん前の痛み止め点滴
17:40
晩ごはん
⚪︎全粥、かきたま汁、魚に豆腐をのせたやつ、柔らかい筍と鰹節の土佐煮、ヨーグルト(ソフール)
かきたま汁はとろみがついていて飲みやすいらしく完食
ソフールも完食
他のおかずは、味が好きじゃないのと食べると痛いというので、土佐煮と全粥を私のごはんにさせてもらった。
ちなみに現在の痛さは2
お粥を食べたら3
土佐煮を食べたら4
かきたま汁とソフールは2
だそうだ。薬が効いてる感じ
食後2人でテレビを見ていたら、甘いものが食べたくなった。
コンビニで買っていた水羊羹と、
家から持って来ていた温かいほうじ茶オレでデザートタイム
とろけるタイプのやわやわの水羊羹なので、息子もぺろり。
2人で仲良く分け合って食べた。
20:00までテレビタイム
いつも家ではほとんどテレビを見ないのに
なんとなくそのままずーっと見てしまった。
隣のベッドに人がいないので、テレビを見るのも気楽でありがたい。
さすがに明日には隣のベッドに人が入るかな
息子はまだお風呂には入れないので、
息子の体をタオルで拭き、お着替えをさせてそのまま洗濯のためコインランドリーへ。
お風呂といえば、息子も私も入院1日目に入ったきり。
私はドライシャンプーを使っているとはいえ、髪の量が多いため、痒さも限界だったので、1人でサッと入ろうかな、と思ったこともあったが、そういえば息子はいつお風呂だった?と、入院計画書を見直したら、5日目の計画のところにシャワーと書いていたので、今日の入浴はやめた。
頭も痒いが、体もお湯の熱々タオルで拭いても、やっぱりベタつく気がする。
ビオレの汗拭きシートで仕上げに拭いたらサラサラになった。
4日目にもなると、息子は窓からの景色に慣れたようだが、私はこの大パノラマに感動してしまう。
マンションに住むとこんな景色なのかなあ、と話した。
4日目にもなると、息子は家に帰りたいと泣かなくなった。
夕方からの看護師さんは
2日目に私にベッドを与えてくれた優しい看護師さんだった。
さて、病棟内のコインランドリーは、洗濯機と乾燥機があって便利だけど、乾燥機で一度に乾かせるのは、
バスタオル1枚、タオル2枚、肌着とパジャマの各上下ずつ程度らしい
タオル4枚、Tシャツ1枚、ズボン、肌着と下着2枚ずつを入れたら、全っ然乾いてなかったので30分乾燥追加
洗濯機の使用可能時間の21:30ギリギリに2回目の乾燥が終わり、
息子を寝かしつけるために一緒に布団に入っていたら、「だいすき」と言ってくれた
息子は毎日毎日私に「だいすき」と言ってくれる子だった。
でも、手術で喉が痛くて喋れなくなり、そのかわいい声は、ほんの少し、本当に必要な時しか聞けなくなった
「うん」「いらない」「いたい」程度の会話だったので、「だいすき」は聞けなかった
食べられない、喋れない、が続くと、どんどん息子が塞ぎ込み、不安だった。
でも、手術から2日経った今、言いたいことを言えるくらいの痛みと、喋ってみよう、という気持ちになってきたんだな、と思ってホッとした。
続きはこちら