少しの期間だけ再契約するつもりだったNetflix。気づけばもう1年も契約してしまっている。
そろそろ…と考え始めるころに話題作が独占で配信されたり、気になっていた作品の続編が配信されるため「これを観てからにしよう」などとズルズルと解約が伸びていき、まんまと罠にかかっている状態だ。全く観ないなら思い残すことなく解約できるけれど、結局のところ家族全員がわりと観ているからスパッと切れない。
というわけで、もはやいつ観たのかも忘れている作品もあるけれど、せっかくなので観た作品を順番ずつ簡単にまとめておきたいと思う。
1.フランケンシュタイン(洋画)
わたしは、映画「パンズ・ラビリンス」が大好きだ。
作品の中に漂う不気味さと痛さと儚さが、観ていて心地よささえ感じてしまうほど好みのちょうど真ん中の作品なのだけど、この「フランケンシュタイン」の監督が「パンズ・ラビリンス」と同じだと知り、俄然気になっていた作品。しかも、わたしはなぜか幼いころ異様にフランケンシュタインという怪物が怖かったこともあり、一体どんな怪物を描いてくれるのか、とわくわくした。
薄暗い映像、どうしようもない孤独感は素晴らしかったものの、あの「パンズ・ラビリンス」と同じ監督とは思えないほど「フランケンシュタイン」は、壮大な愛の物語だった。フランケンシュタインは怪物ではあるけれど、人間の手から生み出された愛の結晶。幼いころの自分にとって恐怖の対象でしかなかったフランケンシュタインに対して、そんな捉え方をできる日が来るとは!
観た直後は「うーん」と、ややいまいちなように感じたのだけど、観終わったあとからじわじわと「ああ、よかったなあ」と効いてきて、観てよかったなと思える作品だった。
2.ストレンジャー・シングス・5(海外ドラマ)
ついに迎えたシーズンファイナル。
どう終わるのだ?とドキドキしていたら、中だるみもなく欲張ることもなく、ただただ作品愛に満ちた素晴らしいラストだった。改めて、本当に見ごたえのあるいい作品だったな、としみじみ噛みしめた。間違いなくわたしの中で忘れられない大好きな海外ドラマだ。またしばらくしたらシーズン1の第一話から観直したいと思う。
3.プラン75(邦画)
YouTubeのショート動画でこの作品のあらすじを知ったことがきっかけ。
高齢化社会の解決策として、75歳を迎えた者は死を選ぶことができる国の制度を巡って、ある一人暮らしの老女の生き方を描いたもの。
「死を選ぶ」と言っても周りの目や生きやすさや働きにくさから、否応なく選ばざるを得ない空気なのがとても恐ろしかったし「この制度いつか実現したりして…」などと考えてしまった。自分が75歳以上だったらどうするだろう?とか、自分が今の年齢でこの制度が始まったとしたら、どういう選択を支持するだろう、とか、悶々と考えさせられる映画だった。
4.ブリジャートン家・4(海外ドラマ)
わたしの愛するブリジャートン家!
今回は次男で芸術家のベネディクトとメイドの恋物語と、三女で愛を求めて生きるフランチェスカの物語。
原作本を読むほど大好きなんだけど、ベネディクトとフランチェスカについてはまだ読んでいなかったのか、記憶になくて、こんな物語だったのか!とドキドキそわそわしながら観た。
ちなみにわたしは次女のエロイーズが大好き。エロイーズに関しては原作の展開も好きなので、シーズン5以降がまだまだ楽しみな作品である。
5.アニマル・キングダム(海外ドラマ)
「サウスランド」という海外ドラマに出演していたショーン・ハトシーさんという俳優さんが好きなので観始めたものの、ちょっと重たくて暗い。
シーズン6まで続いているため、今観ているところを越えたらやめられなくなりそうな気はするのだけど、気分が乗り切らず2話で一旦ストップ。
6.鉛の子供たち(海外ドラマ)
実際にポーランドで起きた精錬所による鉛中毒事件と、その解明と社会に立ち向かう女性医師の奮闘を描いた物語。女性医師ヨランダがめちゃくちゃかっこいい。
とは言え、こちらも重くてなかなか進まず3話で一旦ストップ。
7.九条の大罪(国内ドラマ)
柳楽優弥くんと「闇金ウシジマくん」の真鍋昌平さんの作品ならおもしろいこと間違いなしじゃないか!と期待大で観た。
ありがたいことにこれまで弁護士さんや刑務所といったものにお世話にならずに生きてきた。闇、と言っては言葉が適切ではないかも知れないけれど、事件や罪というものは、自分が思っている以上に結構近いところにあるのかもな、などと思ってしまうくらい、生々しい作品だった。めちゃくちゃ気になるところでシーズン1がぷつっと終わってしまったので、続きが早く観たくてたまらない。
ちなみにわたしは「闇金ウシジマくん」をドラマで観て、漫画もちょっと読んだのだけど、あれはいつか息子たちに読ませるべき作品だと思っている。「気をつけないといけないぞ」と口で言うのとあの作品を読ませるのとでは、効き目が全くちがうと思っているからだけど、さてそれを息子に読ませるべき適切な時期はいつだろうな、などと考え中だ。
8.マインドフルに殺して(海外ドラマ)
マフィアにいいようにこき使われ、家庭は崩壊寸前の崖っぷちの弁護士が、マインドフルネスという心の平穏を保つ講座を受けて自身と向き合うことにより、自身の幸せな生活には不要であるマフィアを始末したことから始まっていく殺人の隠蔽のストーリー。
元々キレ者だし法律を熟知している弁護士だからこそ、正義とは正反対なことを進めていく様子がおもしろいものの、5話で一旦ストップ。
11.ザ・ボローズ(海外ドラマ)
大好きな「ストレンジャー・シングス」の制作陣が手掛けたドラマだということで観始めた作品。
前情報を一切知らなかったため「第二のストレンジャー・シングスみたいに、また子役が主人公だったら乗り切れないかもなあ」などと考えていたら、舞台がまさかの高齢者向け住宅、主人公たちは現役を引退した大人たち。なるほど、こう来たか!などと膝を打ちながら、1話目からすっかり心を掴まれて最後の8話目まで一気に観てしまった。
いやいや、これは8話じゃ物足りないよー、もっと登場人物の背景も知りたかったよーなどと思うほど物語の世界観にどっぷり浸かることができて、本当におもしろかった。シーズン2もいけそうかな…的なラストだったので、楽しみにしていたけれど、どうやらシーズン1で完結らしい。うーん、もったいない。おじさん、おばさんが戦う作品でおもしろかったんだけどな。
12.かくかくしかじか(邦画)
東村アキコさんについては全く知らないのだけど、大泉さんが出ているから間違いないだろうなと思って観た。期待通り大泉さんはとてもよかった。
13.親愛なる8本足の友人(洋画)
海外ドラマ「ブラザーズ&シスターズ」に出ていたサリー・フィールドさんが好きなので観た作品。もう、なんだろう。洋画の良さが100%詰まった作品。
悲しみと喜びと終わりと始まり、その全てがキラキラした優しさに包まれていて、観終わったあと思わず原作本をチェックした。いつか読もうと思っている。
12.ガス人間(国内ドラマ)
絶対おもしろいやつやん、と思って観始めたものの、なぜかなかなか入り込めず。
2話で一旦ストップ。絶対おもしろいはずなのに、時々あるこのパターン。
13.エージェント・キム:リアクティベーティッド(韓国ドラマ)
息子(14)から「これ、おもしろいで」と勧められて観始めた作品。息子もお友達から勧められて観始めたそうで、息子にしては珍しく一気に3話まで観ていた。
元々韓国ドラマは長すぎるためあまり観ることはないのだけど、Netflix制作の韓国ドラマは、1話45分~1時間程度で全10話程度で気楽に観ることができるので好きだ。
さて、中学生のおもしろいと、わたしのようなおばさんのおもしろいは一致するのかね?などと斜に構えて観始めたら、ドンピシャ(古い)におもしろかった。
元、北の凄腕秘密工作員は、色々あって現在は娘と2人暮らしの冴えないサラリーマン。ところが、ある日、娘が突然姿を消す。必死に娘の居場所を調べると、大手建設社長の同級生の娘が関わっていることが分かるけれど…
というストーリーなのだけど、見た目は物静かな「キム部長」が実はサイボーグ並みに戦闘に特化した工作員というのがギャップもあっていいし、アクションシーンの迫力も素晴らしい。息子は結局3話で一旦ストップしたのだけど、わたしは一気に観てしまった。
11.でおすすめした「ザ・ボローズ」同様に、おじさんたちが一生懸命なのがグッと来る。ちなみに、わたしはこの作品でチェ・デフンさんという俳優さんを初めて知り、彼の作品をもっと観たいと思っているところだ。
ところで、作品中不自然なくらい「KOPIKO」というコーヒーキャンディが出てくるのだけど、普段飴は喉に詰まりそうで怖くて食べないのに、あまりにも気になって買ってしまった。

調べると、韓国ドラマではよく出てくるおなじみのキャンディらしい。わたしは袋タイプを買ったけれど、成城石井にはドラマと同じくシートタイプのものも売っていた。
買ったはいいものの、飴を食べる習慣がないのでいつ食べていいかわからない。仕事の帰り道にでも、食べてみようかな。
14.大草原の小さな家(海外ドラマ)
大草原の小さな家、といえば子どものころ図書室にズラリと並んでいた青い鳥文庫でよく見た本のタイトルだし、NHKでドラマ化にもなっていた作品だけど、なぜかわたしは本もドラマもどちらも手を伸ばすことなく育ってしまった。
なんとなく、あのころを懐かしみながら観始めたら、これが「赤毛のアン」が大好きなわたしの好みだった。なぜあのころにこの作品に触れなかったのか、自分でもわからない。
親や友人やこれまでの生活の全てを大きな森に残し、幌馬車に荷物を詰め、新天地を求めてやってきたインガルス一家。先住民との対立や一から始める新しい生活の毎日、そして厳しくも美しい大自然と大草原。
全8話を一気に観て、もうすっかりわたしはこの世界観に魅了されてしまい、原作本も全巻購入した。しかも、あのころのおなじみの青い鳥文庫版で!

わたしは小学生だった当時、図書室や図書館に並ぶ青い鳥文庫の作品をほぼ読むほど大好きだったので、大人になった今、再びこの大きさの本を手に取り、貧しくても心豊かなインガルス家の物語を読むことができて、とても満ち足りた気持ちになれている。
Netflixで再び「大草原の小さな家」に出会えてよかった。
やれやれ、これだからNetflixをなかなか解約できないのだ。(と、言い訳してみる)