宇治でビブグルマンのラーメンを食べてから約1年、Bさんから「奈良を散策しませんか?」とお誘いをいただいた。
わたしは、散歩部でパン屋さん巡りをして以来の奈良。Bさんはなんと約10年ぶりの奈良、そして、興福寺か氷室神社に行ってみたいとのこと。これまでに何度か奈良に訪れているわたしも、まだ行ったことがない場所だったので、これ幸いと目指すことにした。
この日は、朝10時に奈良に到着していたので、まだ人もまばらだった。前日までは暑い日が続いていたのでこの日も心配していたのだけど、運よく曇り空で風も冷たく散策にはちょうどいい気温。
途中、前は行列ができていた奈良の有名なお餅屋さんが、待ち人数0人だったので早速お土産に購入。

よもぎ餅で有名な中谷堂

角が立派な鹿さん

優しいお顔の鹿さん
興福寺に到着。そういえば、あの有名な阿修羅像がここにいるんだよね?ということで、先に国宝館へ。中に入るとずらりと並ぶ像に圧倒されてしまった。静かな館内に並ぶ像の影が壁に映る様子すら美しくて、Bさんと2人でじっくり眺めて周った。館内は撮影禁止のため写真はないのだけれど、確かにここは撮影禁止の方が集中して観ることができていいと思った。
八部衆の阿修羅像は期待通りとても美しかった。他の像も個性的で、特に頭が鳥という迦楼羅像がかっこいい。というか、八部衆の像たちは顔がちょっとおぼこい(幼い)のに、卓越した力を内に秘めてる様子がえらいことかっこいい。ちなみに、この八部衆の像が揃って展示されているのは、非常に軽いため火災時も焼けずに救出されたためと書いてあった。軽くてよかった。
また、十大弟子立像という像にわたしは非常に惹かれたのだけど、これはたくさんいたお釈迦様の弟子の中でも優秀な10人を像にしたものらしく、固い木の像のはずなのに、ものすごく柔らかい雰囲気で生々しい人の気配がして、まるで今にも動き出しそうな存在感。
国宝館の中のもの全てがとにかくかっこいい。もう、かっこよすぎてすげえとか動きそうとかしか感想が出てこない。それに、国宝館を観てまわる中で、自然と手を合わせながら観ている自分に気づいた。信仰や宗教とはまた別のもので「こんな素晴らしいものを観ることができてありがたい」という気持ちが自分の中で湧いて手を合わせていたのだ。
Bさんとは、一緒に観て小声で感想を言い合ったり、お互い気に入った像の前でそれぞれでじっと心ゆくまで眺めたりして、じっくり全てを楽しむことが出来た。ゆっくり観たなあとは思っていたけれど、最後のミュージアムショップに辿りついた時には、なんと1時間弱が経過していた。国宝館、すごかったね、と言いながら御朱印集めがご趣味のBさんと一緒に南円堂へ。

南円堂の御朱印を見せていただいたらとてもいい感じだった。御朱印いいですよ、ご一緒にいかがですか、と勧められたけれど、わたしは元々収集癖があるため御朱印だけには手を出さないと固く決めているのだ。
興福寺を出たあとは、氷室神社へ。

暑い時期に氷室、という名前が涼やかでいいな、と思ったら、実際に氷の神様を祀っている珍しい神社らしい。

涼し気な氷みくじの氷

さすが氷の神様だけあって、かき氷をお供えできたり、奈良かき氷ガイドブックが置いてあったりするのも面白い。それに、雰囲気も静かで緑に囲まれているからかひんやりとした空気が漂い、それが心地よくてとてもいい神社だった。Bさんは御朱印をいただくことができて喜んでいた。よかった。
あれこれ見ていたら、時間はあっという間に13時過ぎ。お昼ごはんを食べないと!
実は、わたしは以前どなたかのブログで奈良のあいがけカレーが美味しいと知って気になっていたのだけれど、そのお店の名をすっかり忘れてしまっていた。とにかく商店街を歩きまわって美味しそうなお店を探すものの、なかなか「これだ!」というお店が見つからない。

とは言え趣味のマンホール写真ははずせない
息子(11)が帰宅するまでには帰らないといけないので、14時前と遅くなったけれど、結局奈良のパン屋さんシャトードールのランチをいただくことにした。


バスケットの中のパンは食べ放題
急ぎ気味でランチを食べて、ちゃっかりパンもお土産に買って、この日は終了。
梅雨の奈良をBさんと一緒にたくさん話しながら歩いて楽しむことができてよかった。



この日の夕食は、シャトードールで買ったパン(サラダパンと明太チーズパン)と、ミートスパゲッティ。どちらも美味しかったのだけど、息子たちには明太チーズパンが大変好評だった。
食後、おなかはいっぱいだったけれど「本日中」と書かれていたので食べないわけにはいかない中谷堂のよもぎ餅を。
モチモチなのはもちろん、あんこに少し塩気があって、よもぎの香りがしっかりしていてとても美味しい!そりゃ行列ができるはずだわ、と納得したのだった。

国宝館で買った阿修羅像のマグネット