以前、ラーメン屋さんの一蘭ではじめての替え玉に挑戦して、見事に玉砕したことがあった。
満を持して注文した初めての替え玉だったけど、結局おなかいっぱいで食べきれず、隣でペロッと替え玉を何玉も食べる夫が羨ましくて仕方がなかった。
さて、そんな苦い替え玉の思い出がある一蘭に、先日久しぶりに行くことになった。
せっかくの休日なので、家族でお昼ごはんとして開店時間に合わせて食べに行くつもりだったけれど、息子(14)は、午後からお友達と約束があるため行かないと言う。一蘭を食べても充分に間に合う集合時間だったというのに、予定の前にバタバタするのが嫌だから、という理由で家で一人で過ごすと言いだした。
以前なら「一蘭に行こう」と、誘ったら喜んでついてきたのになあ…と、息子の成長に寂しさを感じながら、夫とわたしと息子(10)で一蘭へ。
到着して食券を買っていると、夫が最初から替え玉を4玉分買っている。
おいおい、替え玉っていうのは食べている途中に追加していくものじゃないの?!最初から4玉も買って食べられなかったらどうすんの?と、止めると「絶対食べられるから!」と、やけに自信満々に食券を手にして店内に入って行った。やれやれ、夫はわたしと同い年なので今年47歳になる。確かに前回は4玉食べていたけれど、いつまでも自分の胃袋が高校生並みに元気だと過信するのはいい加減にやめてほしい。
カウンターの3席に息子を真ん中にして並んで座り、ラーメンが届けられるのを待つ。わくわく。

白ネギも注文しちゃった
天然とんこつラーメン到着。スープはつやつやで脂の甘い香りがほわほわと漂う。なんて美味しそうなんだ!まずは熱々のスープを一口。ああ、美味しい。コクのあるとんこつスープが乾いた喉と飢えた胃袋に沁み渡る。
秘伝の赤いタレを混ぜてずずずっとスープがしっかり絡んだ細い麺をすする。やっぱり美味しいな、と、目を閉じて味わっていたら、夫が早速替え玉を「タレ多めで」と注文している声が耳に届いた。今ラーメンが届いたところなのに?と思うけれど、夫曰く替え玉の注文タイミングとは早すぎくらいがいいらしい。
無心ですすっていると、半分食べたくらいで息子(10)が「替え玉注文していい?」と、聞いてきた。
ちなみに息子は小学生なので、本来であればアプリのサービスでいただけるお子様ラーメンを無料で注文できるのだけど、あれでは量が足りないと言うので普通のラーメンを注文している。息子が替え玉を注文すると聞いて、わたしも再びチャレンジしたくなった。
なんとなく、本当になんとなくだけど、今日はいけそうな気がする!

替え玉リベンジ(タレ多め)
まずは、替え玉の半分を残しておいたたっぷりのスープに沈めておく。麺とスープを馴染ませている間に、残りの替え玉は麺だけでわしわしと食べることにした。前回替え玉を初めて挑戦した時に、こうして食べたら美味しかったのだ。
麺全体にかかったタレがちょっとしょっぱくて美味しい!それに麺だけで食べると鼻に小麦のいい香りがふわっと広がる。実は替え玉に挑戦したのは、またこうやって麺だけで食べたかった、ということが大きい。
存分に麺の美味しさを味わったあとは、いよいよ、スープに馴染んだ替え玉の麺をすする。
うん、美味しい。美味しいけど…、なんだろう?やっぱり一杯目の一口目のあの感動には敵わない気がする。それになんだか、急におなかがいっぱいだぞ?
とは言え、丼に残っているのは残り半玉なので、なんとか食べられなくはない。でも、やっぱりラーメンってあの一杯だけを食べるからこそ最高に美味しいのかも。それに「替え玉がある」と思うと、大好きなスープをごくごく飲めなくてちょっとつらい。
食後、ぱんぱんになったお腹を抱えながら、夫にそれを伝えてみたところ、全然共感されなかった。替え玉は替え玉でものすごく美味しい、とのことだった。そりゃそうだろう、あなたは最初から食券で買った替え玉4玉を全部食べたもんね。ちなみに息子(10)も替え玉をペロッと食べて「あともう1玉食べられたかも」などと言っていた。
わたしは、替え玉リベンジに成功できたことは嬉しかったけれど、もういいかな、と思った。美味しいけれど、食後があまりにも満腹で苦しすぎる。でも、替え玉の麺をわしわし食べるのは美味しいんだよなあ…。次も調子が良ければ、替え玉の半玉を麺だけで食べちゃおうかな。
…などと、満腹のくせに、いつかまた一蘭に行った時のための注文をどうするかを真剣に考えてしまう、食いしん坊なわたしなのであった。