わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。日々のこと、美味しいものや旅日記、好きな海外ドラマについても書いてます。

●プロモーションが含まれるページもあります

映画「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」

 

大好きなイギリスのドラマ、ダウントン・アビーの映画化三作目にして最終章の「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」が上映されていると知り、映画館で観てきた。

わたしが、それを知ったのは1週間ほど前のこと。それからタイミングをみて、2月5日の木曜日なら行ける!と、その前日にU-NEXTのポイントを鑑賞チケットに交換して、オンラインで席を取ろうとしたら、なんとわたしが行こうとしていた映画館では、その木曜日が上映最終日だった。公開日は1月16日だったのに…?上映終了があまりにも早すぎるじゃないか!タイミングがずれていたら観られないところだった。

 

先にオンラインで席を取るために空席状況を確認したら、なんと全68席しかないプレミアスクリーンでの上映で、前日の時点で僅か4席しか埋まっていなかった。

まあ、これまでドラマでダウントン・アビーを観ていなかったらこの作品の良さも内容もわからないもんね…。逆を言えば、よく知らないけど観てみようかな、などという理由ではこの回には来ないだろうから、非常に好き度が濃い空間で観られるのだな、と嬉しくなった。

 

さて、上映当日。

わたしが行く映画館では、朝8:45からという早い時間の上映だったので、小学生の息子が登校するよりも先に家を出て、冬の寒い空気の中駅まで自転車を飛ばした。映画を観るために出るにはあまりにも早い時間だ。これだから4席しか埋まっていなかったのでは…。

 

ところで、わたしはプレミアスクリーンで観るのは初めて。なんでも全席にリクライニングシートがあり、カップホルダーの代わりに席の前にテーブルがあるところらしい。わくわく!

f:id:zfinchyan:20260206072620j:image

夕焼けとハイクレア城が切ない

スクリーンの入り口には自動ドアがあり、中に入ると専用ラウンジがあった。TOHOシネマズなんだけど、こんな風に区切られた空間があると、昔はたくさんあったミニシアターのような雰囲気があってとてもいい。

スクリーンに入ると、昨日座席を確認した時より増えていて約20人くらいのお客さんがおられてちょっとホッとした。

 

以下、完全なネタバレがあるため、内容を知りたくない方は、気をつけていただきたい。

 

 

 

まず、初めの歌劇場のシーンから感極まりちょっと泣いた。主要キャストの皆さんが壇上の役者さんたちに拍手を送るシーンは、フィナーレまで辿り着いた作品に対して、そして、それを観ている観客であるわたしたちに対しての労いと称賛のように感じた。

「ダウントン・アビー」は、2010年から2015年までテレビドラマとして放送され、2020年、2022年に映画化となり、そして今回のグランドフィナーレで終了と、およそ15年も続いた作品なのだ。作る側も観る側も互いにずっと愛し続けた作品なだけに、わたしはもう最初のシーンから感極まって涙がじんわりと出た。

もう、終わるんだ、大好きな作品の世界はここで止まるんだ、と。

ただ、その期待とともに、もしこれまでの世界観と大きく変わって残念な展開になっていたらどうしよう、という不安もあった。わたしはこれまでドラマ版を2回通して観たし、映画化一作目は映画館と家で二回観たし、二作目もこのグランドフィナーレに備えて、前日にもう一度家で観て復習してきていた。

それだけ好きだからこそ「なんかこれまでとちがう~」とか「この人こんなキャラじゃないのに~」とか思うところや、つじつまが合わないところがあったらどうしよう、という不安もあったのだ。

ところが、そんな不安は映画が始まってすぐに吹き飛んだ。

これまでの作品の世界観はきっちりと守られて、ドラマのころからの出来事のネタ回収などもちゃんとあって、随所に作品への愛が感じられるものだったからだ。

以下、途中心にメモしたわたしの叫びである

・メアリー、そいつはダメだ!どう見ても悪人顔だ!!

・2度目よね、で笑った

・もう会えないかと思ってたよ、トーマス

・イーディス様がお強い!強くなってる!

・モールズリーさんにヒヤヒヤしながらニヤニヤしてしまう

・ヒューズさんとパッドモアさんの会話がもう!

・アンディに自信がみなぎってるぞ

・シビーがどんどんシビル様に似てきてる…と思ってしまう

・おばあさまは永遠よね

・ああ、マシューをまた観られるなんて!!

 

…そうして、映画のラストを迎えるころには、わたしはすっかり大号泣だった。ぬぐっても、ぬぐっても涙が止まらない。いよいよ、終わる。大好きだったドラマの幕が今閉じようとしている。それも、こんなにも作品愛に満ちた完璧に美しいラストで。

ありがとう、わたしたち観客のために、こんなにも素敵な場をありがとう。

わたしは拍手したい気持ちをぐっとこらえるのに必死だった。ブラボー!と叫びたかった。スクリーンに向かって、まるで映画の最初のシーンのように心の中で大きな拍手を送った。

エンドロールが流れても誰も立たずに最後まで見届けた空間が心地よかった。早朝に集まったダウントンアビー好きの方々とグランドフィナーレを観ることができて、とても幸せな気分だった。

ちなみに、リクライニングシートは快適で、全部の映画館がこうならいいのに!と強く思った。席が倒せるのも楽だし、何より足元がとっても広かった。プレミアスクリーン、最高だ!

 

ダウントン・アビーの歴史はここでおしまいとなってしまったけれど、わたしの心に美しい作品として刻まれた。メアリーお嬢様はきっとみんなと(特に友人であるアンナと)支えあって今もダウントンを守っておられるのだ。そう思うと、心にぽっとろうそくの灯りがともったような温かい気持ちが残った。

映画館を出ると、まだ11時過ぎだったけれど、何日も映画館で過ごしたような心地いい疲れがあった。きっとそれだけ作品に夢中で入り込んでいたのだろう。

ああ、いい映画だった!

 

↓ ダウントン・アビーももちろん入っている

zfinchyan.net