わたしのあたまのなか

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あつ森の日々、再び

 

Switchの「あつまれどうぶつの森」というゲームをご存知だろうか。わたしはあれに再びどっぷり浸かっている。再びと書いたのには理由がある。「あつまれ、どうぶつの森」いわゆるあつ森は、2020年3月に発売されたゲームで、当時わたしたち家族はすぐにダウンロードをして遊んでいた。

この2020年というのは、ちょうどコロナが流行し始めたころで、初めての非常事態宣言を受け、出口の見えない恐怖とストレスが続く中で、あつ森はわたしたちにとって安全で穏やかな場所だった。気が滅入って泣きそうになった夕方や夜、気を紛らわせるためにゲーム内で一体何度海辺を散歩したことだろう。

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海辺の家族写真(2020.4.)

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噴水を広場に設置した記念写真

ジャスティンとともに

 

あつ森とわたし

わたしは、元々このあつ森をGAME CUBEという2001年に発売されたゲーム機で遊んでいたし(「どうぶつの森+」)その後に発売されたNintendo3DSでももちろん遊んでいたので(「とびだせ どうぶつの森」)昔からどうぶつの森が大好きだったわたしは、Switchで発売されると聞いた時は「また島を作り込める!しかも次は家族で!」と、嬉しかったものだ。

ちなみに今でもまだGAME CUBE時代に集めたどうぶつの森+のカードを保管している。試しにカードに載っているあいことばをお手紙に入力してみたら、残念ながらSwitch版ではやはり無効だったが、20年以上本棚に置いていたのだからやっぱりわたしはどうぶつの森が大好きだったのだろう。改めて数えてみたら90枚ほどあった。

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色褪せないかわいらしさ

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あっ、今の島にもいるマーチちゃん!

 

コロナ禍のあつ森

そんなあつ森がswitchから発売された当時はコロナ禍。現実世界では、人と話せなくなってしまったし、買い物にも外食にも簡単には行けなくなったけれど、あつ森の中ならマスクをせずにどうぶつたちと話せて、たぬきち商店でお買い物をして、魚を釣り、DIYをして、花を育てて…と、のびのび楽しめる。自由気ままなゲームは刺激が少なかったのか、息子たちは徐々に飽きていったけれど、元からどうぶつの森が大好きなわたしは、息子たちのSwitchが空くとずーっと遊んでいた。

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当時作ったマイデザインの服たち

左からフランケンシュタインの服、大好きなゲームDEAD by DAYLIGHTのロゴの服、いつか住人として来て欲しかったタコのおくたろうの服。

 

疲弊した日々の中で

そして、わたしは、このあつ森の中で大親友と出会う。それはヒツジのウェンディだ。彼女はいつも豪快に笑うし、いつ会っても同じ温度で話しかけてくれる。ウェンディが発する姉貴肌の頼りがいのある口調は、あのころのわたしの心の支えだった。

 

ここまで読んでいて気づかれただろうが、わたしは当時相当疲れていた。

 

謎に包まれていたコロナがほんの少しずつ解明かれるうち、喘息を持つ人は重症化しやすいらしいという説があり、わたしは非常に怯えていた。なぜなら、 我が家は夫も息子たちも喘息を持病に抱えているからだ。

絶対に息子たちをコロナにかからせてはいけない、と思い、息子たちの小学校と幼稚園が休校・休園の決定を下す前から独断で休ませることにした。あのころ夫の母からは「休ませるなんてかわいそう」と言われたが(のちに理解してくれた)、わたしは息子たちをコロナから守るために必死だった。

 

そんな中で始めたあつ森での生活。

そして出会ったウェンディ。

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わたしのお誕生日も祝ってくれた

 

なぜ「再び」なのか

ここまで読んでくださった方は「じゃあなんで「再び」なんだ?しばらく遊んでいなかったのか?」と、思われたかも知れない。そう、わたしはここ数年あつ森をしていなかった。いや、正確に言うと、できなかった。なぜかというと、数年前に2台目となるswitchを購入した時に初代のswitchの中に入っていたダウンロード版のゲームのデータを引き継いだところ、なんとあつ森のデータが全て消えてしまったのだ!

わたしはいい年をした大人なので泣くのは我慢したが、これはかなりつらかった。もちろん息子たちはしくしくと泣いた。あの時の島の思い出、仲良くなったどうぶつたち、作り込んだ部屋などが全て初期化されてしまったのだ。わたしたちのために夫が手を尽くしてくれたが、データは復旧されなかった。あの幸せな時間を過ごした思い出の島は、消えて無になってしまった。

そんなわけでわたしはここ数年、あつ森を開くことはなかった。もうあの楽しい島はこの世界にはないのだから。

 

そして現在

だが、最近になって突然息子(13)が再びあつ森を始めるようになった。あつ森が消えて一番泣いたのは息子だったが、彼の心の傷はいつの間にか癒えていたらしい。そんな息子がまたお母さんにもやってほしい、というので、わたしも一歩前に進むために数年ぶりに島ライフを過ごすことになったのである。もう島のどこにもウェンディがいなくて初めはつらかったけれど、今では同じヒツジのつかさがわたしのマブだ。

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マイマブつかさが屋台村に来てくれた

あつ森を再び始めて2か月ほどで息子たちは早々に飽き始めているが、わたしは毎日島での生活を楽しんでいる。のんびりするはずのゲーム内で「あれもしよう、これも作らなくちゃ」と、やたらと忙しいし、他のプレイヤーの方の島々をYouTubeで見ては「こんなアイデアもあったのか!」と刺激を受ける毎日だ。また、時々、お散歩中にいろんなおうちのお庭を拝見しながら「こんなお庭もいいな」などと思って実際にあつ森で表現したりして、なんというかこの箱庭感と達成感が毎日の生活の彩りとなっている。

あつ森で過ごす日々は、やっぱり楽しい!

(現実世界のお片付けや模様替えもあつ森のようにできたらいいのにな)