わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。日々のこと、美味しいものや旅日記、好きな海外ドラマについても書いてます。

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耳の検査のはなし

 

ここのところ、耳の中がこもった感じで声や音が聞き取りにくい。例えるならまるで水の中にいるようだ。しばらく様子を見ていたけれど良くも悪くもならない。けれど、とにかく音が聞こえにくくて気分が滅入るようになったので、耳鼻科に行ってみた。

おそらく花粉のせいだろうなと思っていたわたしは、診察ですぐに花粉症のためのお薬がもらえると考えていたけれど、お医者さんは念の為に聴力検査をするという。案内された電話ボックスのような個室に入ると先ほどのお医者さんとは別の技師の方が検査の手順を説明してくれた。手順と言っても簡単。ヘッドホンから検査音が聞こえたら手元のボタンを押すだけだ。

ヘッドホンを右耳につけて、じっと耳を澄ませる。無音。あれ?わりとすぐにピーとかビーとか聞こえてくるんじゃなかったっけ?無音が続く。不安になったころ、か細い音でピーピーピーと聞こえてきたので、手元のボタンをぐいっと押す。また長い無音。すると、ボックスの外から「うーん」という技師の方が発した声が聞こえてきた。え、わたし、聞こえてないんかな…?無音に感じている間も実は検査音は鳴ってるってこと?

そのあと、じっと右耳に集中して「うーん」と検査音を繰り返したら、技師の方が次は左耳の検査をします、とボックスに入ってきた。

「ちょっと聞こえにくいですか?」ヘッドホンの向きを変えながらそう尋ねられた。音はこもって聞こえるけれど、「うーん」という声も検査音も聞こえているから聞こえないというわけではない。「こもって聞こえるのですが、聞こえないほどではないです」と、思ったままの曖昧な言葉を返すと、目の前で少し首をかしげて「うーん」と言った。おおっ!今まではボックスの外から聞こえてきた「うーん」が生で聞けた!いやいや、そんなことよりも、この「うーん」は、返事なのか?いや、でも首をかしげてるしな…。

ヘッドホンを着け変えた左耳の方に集中して耳を澄ます。耳に意識を集中させるために目を閉じた。再び「うーん」と検査音を繰り返し聞いていたら、途中で突然技師の方がボックスの中に入ってきて「もしかしたら、ヘッドホンの位置が悪いかも知れないので」と言ってわたしのヘッドホンを浮かして修正し始めた。

こうなると、いよいよ不安になってきた。わたしの耳、もしかして聞こえが悪いのかな?聞こえているつもりだったけど、聞こえていない音域があるのだろうか?やっぱり無音と感じた間には何かしらの音が鳴っていたのかも。音がくぐもっているのは、花粉のせいじゃなくて加齢のせい?それとも耳の病気?

聴力検査が終わり、別室で鼓膜の圧の検査も受け、一度待合室に戻り、夫に耳の検査の結果待ちであることをLINEで知らせて、何食わぬ顔をしながら心の中ではドキドキして待っていたら、再び診察室に呼ばれた。

先ほどの検査結果であろうグラフがパソコンの画面に映し出されている。お医者さんがその画面を見ながら「うん、問題なく聞こえてますね。この線が年齢相応の聞こえで、あなたの聞こえがこの線なので聴力は問題ないです」と、ハッキリ言った。ドキドキしていた分力が抜けて大袈裟ではなく椅子から転げ落ちそうになった。

じゃあ、あの「うーん」ってなに?!口癖?

 

結局音がこもって聞こえる原因は、やはり花粉で鼻の奥が詰まり、鼓膜の圧が弱くなって耳抜きをする機能がうまく作動していないせいということだった。軽い副鼻腔炎にもなっていたので、薬局で抗生物質と抗アレルギー薬をもらった。家に帰ったら朝の分としてすぐに飲んでください、と言われたけれど、帰宅した途端に疲れがドッとやってきて薬を飲む前に1時間ほどぐうぐうと寝てしまった。

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その日に作った紅茶のパウンドケーキ

夕方、久しぶりに紅茶のパウンドケーキを作った。試食みたいに小さく切って爪楊枝をさしておいたら、夫と息子たちがちょこちょこと食べてあっという間に完売した。こういう食べ方もいいな、と思った。ちなみに耳は薬を飲み始めて2、3日ですっかり良くなった。「あなたの場合、2月から花粉症の対策をした方がいいですよ」と言われたので、来年はそうしたいと思う。