わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。覚えておきたい出来事やお出かけの記録、おいしいものについてもよく書きます。

絵本の思い出

今週のお題「絵本」

 

今週のお題を見て、そういえば息子たちの好きだった絵本って...と、ここのところずっと物置にしまいっぱなしになっていた絵本を久しぶりに取り出してみた。

はじめての絵本

特に思い出深いのは、はらぺこあおむしだ。


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ぼろぼろになるまで読んだ

息子(12)が生まれてから2、3か月のころに買いに行った初めての絵本。まだ言葉も分からない赤ちゃんには、とにかく色がいっぱいあるカラフルな絵本の方が良い刺激になるような気がして、これを最初の絵本にした。初めて読み聞かせをした時、すらすらと読めなくて、詰まりに詰まってしまい「読み聞かせって難しい!」と、思いながら必死に読んだのを覚えている。

何かの話で毎日絵本を読むと子どもの成長にとてもいいと聞いたので、最初はとにかく毎日はらぺこあおむしをいろんなリズムや音でアレンジして読んだ。

息子(12)のお気に入りだったのは

箱にしまっていた絵本を眺めていたら、息子(12)が幼稚園に入ったばかりのころに繰り返し読んだパンダのソフトクリームやさんを見つけてとても懐かしくなった。

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食べ物の絵本はいつだって楽しい

当時生まれてすぐだった息子(9)が眠るすぐそばで、わたしと息子(12)も仰向けに寝転んでこの絵本を何度も読んだ。作中に出てくるはちみつのソフトクリームがとても美味しそうだった。他に何冊も絵本は持っていたけれど、いつも息子(12)は「これ読んで」と、持ってきた。懐かしい。

わたしのお気に入りは

さて、読み聞かせをしているうちに、親が絵本を好きになったり、そのキャラクターがお気に入りになることはあると思うが、わたしがまさにそうだった。そんなわたしのお気に入りのグッズはこちら

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我が家では、島田ゆかさんの絵本はバムとケロシリーズしか読んでいなかったのだけれど、数年前に絵本の雑貨が置いているお店に行ったら、ぶーちゃんとおにいちゃんのお皿が売っていたので思わず買った。

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息子たちも、わたしたちも大好きなのは全シリーズ揃えている11ぴきのねこ。その雑貨屋さんでは絵本雑誌MOEのバックナンバーも売っていたので、付録のクリアファイルが欲しくて、11ぴきのねこの特集の号も一緒に買った。11ぴきのねこのグッズは他にも、お友達からプレゼントでもらった文庫カバーと、夫からもらったタオルハンカチ、それとグラニフで買った大人用のTシャツと子ども用のポロシャツも持っている。

ちなみにわたしはいつか作者の馬場のぼるさんの故郷の青森県三戸町に行くのが夢だ。(11ぴきのねこロードや記念館があるらしい)

息子(9)のお気に入りだったのは

息子(9)も、とにかく絵本が好きで、わたしの声が枯れてしまった日が何度もあるくらい、毎日たくさんの絵本を一緒に読んだ。

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特におやつどろぼうが、お気に入り

このおやつどろぼうは、絵もおはなしもちょっと毒があって、わたしも読むのが楽しかった。息子(9)は妖怪が出てくる絵本も好きだったので、少しダークな世界が好きなわたしの好みと似ているのかも知れない。写真には撮っていないけれど広瀬克也さんの妖怪遊園地や川端誠さんのお化けシリーズ(特にお化け屋敷へようこそが好きだった)も、繰り返し読んだ。

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ようかいりょうりばんづけもおもしろいぞ

他にも息子たちが好きだった絵本


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キャベツくんのにちようびを最初に読んだ時の衝撃ったら!ピタゴラスイッチ好きの息子たちは、コんがらがっちも夢中になった。初回特典のマグネットは今も冷蔵庫に貼ってある。

この他にも、からすのパンやさんや、ぐりとぐら100かいだてのいえポケモンをさがせ!などもよく読んだ。

心配だったとき

そういえば、息子(9)が幼いころ、だんだんと言葉を話し始めたくらいの時「これ、なにいろ?」と聞いても答えてくれなくて、不安になった時期があった。息子(12)は電車が好きだった時にこまちを見たら「あか!」とか、はやぶさを見たら「みどり!」と言っていたのに、息子(9)は何を見ても色に反応しない。成長に個人差があると頭ではわかっていても気になったので、当時このいろいろバスをとにかく読み聞かせた

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いろいろな色のバスに乗っているいろいろな色の乗客。「きいろのバナナはどーこだ?」とか「あかいさくらんぼはどこ?」と、とにかく親が色にこだわっていたの不安な時期を思い出した。(結局息子は何かの拍子に湯水のように「あか!」とか「くろ!」とか色に反応してあれこれ指を差して言うようになった)

今では…

最初に書いたように、子どもの成長には毎日絵本を!と、聞いたわたしは、息子たちに絵本を読み聞かせた。元々本が好きだったし、自分自身も本を読む姿も日常的に見せるようにもした。

けれど、息子(12)は残念ながら本が好きではない。あまりにも本を読まないので「毎日少しの時間でもいいから読んで」と、最近は家で1日に10分だけの読書タイムを作っている。先日は2週間ほどかけて朝井リョウさんの桐島、部活やめるってよを、読み切っていた。反抗期真っ只中の彼は、時折ため息まじりに本を開いているが、読む習慣はいつか息子のためになるはずだと思っている。

反対に、息子(9)は今も絵本を読むのも好きだし、読書が趣味だ。そんな息子(9)と2人で図書館に行って本を選ぶ時間がわたしはとても楽しい。最近はシャーロック・ホームズの冒険を読んで「どうやったらこんな話が書けるのか」と、感動していた。どうか、このまま本を好きでいてほしい。

 

絵本の写真を撮っていたら、息子(9)がやってきて一通り読み直していた。こうやって息子たちに読んできた絵本を見ていると「これ、旅行にも持って行ったな」とか「あの時、病院で読んだな」とか、それぞれにたくさんの思い出が溢れてくる。息子たちも大きくなり、もう絵本をゆっくり読んだり、わたしが読み聞かせをする機会はないだろうけれど、やっぱりまだまだこの大切な絵本たちは捨てられないな、と、このブログを書いてみて改めて思った。