わたしのあたまのなか

わたしのあたまのなかの言葉を書きたい時に書く場所。日々のこと、美味しいものや旅日記、好きな海外ドラマについても書いてます。

●プロモーションが含まれるページもあります

渡鳥家の食卓・夫の作るごはん編

 

夫は休みの時にごはんを作ってくれることが多々ある。なんでもYouTubeのショート動画などで見るレシピを見ていると、美味しそうで作ってみたくなるらしい。

回鍋肉

f:id:zfinchyan:20260215145823j:image

お肉も野菜もモリモリ

夫は回鍋肉が好きだ。だけど、わたしがそれを作ることはほとんどない。なぜかというと夫は高血圧のためお薬も飲んでいるので、わたしが作る普段の食事ではなるべく薄味のものを作るように意識しているからである。

そんなわけで、夫が作るこの回鍋肉には「もっと味が濃いものを!」という夫の心の奥に秘めた欲望がパンパンに詰め込まれている。わたしの本心としては、夫が作る様子を隣で見ながら「それだと濃すぎるよ」とか「そんなに作ると余るよ」とか口出ししたいところではあるけれど、それをするといよいよ夫のストレス発散の場を奪ってしまうことになるので、夫が台所に立つ時はわたしは知らんふりを決め込むことにしている。

さて、今回出来上がった回鍋肉は、いつもよりは味が濃すぎずに、美味しい回鍋肉だった。大きめに切ったキャベツのシャキシャキとした歯ごたえがとてもいい。ピーマンもたっぷり入っているし、片栗粉をまぶして焼いた豚肉もプリプリ。

…ただ、量が多すぎた。夫がキャベツを一玉買っている姿は見たのだけど、どうやら全部使ったらしい。そういえばお肉も3パックくらい買っていなかったか?家族4人で3日かけて夕食のたびに食べたのだけど、食べても食べてもこれが減らない。これにはさすがの夫も苦笑いしていた。美味しいよ、美味しいけど次は量をもうちょっと減らしてみようか。

 

 

ロコモコ

f:id:zfinchyan:20260215145851j:image

ぷるつやのたまご!

ある休日のお昼に夫と一緒にお買い物に出かけたら「ロコモコ食いたくない?」と、言われた。ロコモコ、美味しいけど、ハンバーグを作るという大変な作業を結局丼としての一品にしてしまうのが、作る身からしたらなんというかもったいなく感じてしまう。同じ理由で、カツを揚げたらカツ丼にはしたくないし、天ぷらを揚げたら天丼にはしたくない。うまく言えないけど、こんなに手間がかかったのだからこれを丼としてまとめてしまうのではなく、立派な一品としてカウントしてほしい、という気持ちがあるからだ。

そんなことをあたまのなかでぼんやり思っていたら「今日はロコモコ作るわ」と言って、温めるだけのハンバーグをどこかから見つけてきてカゴに入れた。

そうして出来上がったロコモコは、目玉焼きの焼き加減が芸術的なぷるぷるだった。うんうん、これだけでもう美味しそう!温めるだけのハンバーグも、ふわふわしていて美味しい。聞くと、焼いたあとさらに蒸したらしい。レトルトもそういうひと手間をかけるとさらに美味しくなるんだな。

ただ、丼にみちみちにごはんが詰められていたので、用意してくれていたレタスとツナとコーンのサラダまでには手が伸ばせなかった。見ると、家族の誰も、それを作った夫ですらもサラダに箸をつけていなかった。だから、量が多いんだって。

結局、みんなが残したこのサラダは、翌日は通院で学校を休んだ息子(14)と2人でお昼に食べることができた。いつも1人の時のごはんは手抜きになってしまうけど、この日は美味しいサラダもあったし、息子と話しながら食べることもできて楽しいランチタイムとなったので、夫が作りすぎてよかった珍しいパターンである。

 

焼き豚

f:id:zfinchyan:20260215145903j:image

ここはお店ですか?

またとある日の休日、夫と息子(10)と3人でお買い物に行ったら、突然夫が「今日の夜は焼き豚作るわ」と言い出した。またショート動画でレシピを見たらしく、豚バラ肉の塊が入ったパックをカゴにいくつも入れていく。

夫はリュウジさんのレシピを見ては「これうまそう」などと言っているので「焼き豚はリュウジさんのレシピ?」と尋ねてみると「ちがう」と言う。じゃあ誰のレシピなんやろ?と思ったけれど、聞いてもわからないかと思いそれ以上聞くのはやめた。ということで夫は一体どなたのレシピを見たのかわからない。

夫は、自分の好きな焼き豚や角煮などを作ることが多いのだけど、実のところ脂がすごくて胸やけをしてしまうことがある。最初の一口はとびきり美味しい。美味しいのだけど、食べているうちにちょっと脂っぽくなってくる。

普段コロッケ一個で「あ、脂が…」などと言っている敏感な脂センサーを持つ息子(14)も、パパの作る角煮の味は好きやけど脂が怖い、と言っていた。そのため、わたしは(焼き豚か…こら胸やけまっしぐらやな…)などと、作ってもらう身でありながら売り場では内心思っていた。

ところが、この日の焼き豚は、そこまで脂っぽくなくてとても美味しくて家族全員の大ヒットとなった。脂身の部分はもちろんプルプルだけど、赤身の部分のさくさくという食感がとてもいい。夫が切った厚さもよく、これ以上厚かったら赤身部分はちょっと噛みにくかったかも、というくらいちょうどいい噛み応えだった。

休日のクラブから帰ってきて腹ペコだった息子(14)も「美味しい」と言って、夫特製のネギソースをつけながら焼き豚をパクパク食べていた。息子の脂センサーは焼き豚が残り一枚になった時に作動したので、やはりこの日の焼き豚は食べやすかったのだろう。

わたしは、以前飲んで美味しかったので再び買ったノンアルコールのラガービールと一緒にいただいた。なるほど、これがビールに合う、というやつだな、などと思いながらちびちび。ノンアルコールだけど。

 

↓ 豚の角煮も美味しかった

zfinchyan.net

 

zfinchyan.net

ジャン麺を食べた日のこと

 

ジャン麺を食べに行こう

1月の初めのころ、家でテレビを何となく観ていたら「秘密のケンミンショー」が流れていて、高知のご当地グルメ、ジャン麺が紹介されていた。

ぷりぷりのホルモンとニラを卵とじにしたあんかけの熱々スープのラーメンが、それはそれは美味しそうで、家族全員の目がハートになった。これは…ぜひとも食べてみたい!

けれど、わたしたちが住む京都から高知に行こうとなると、これが結構大変なことである。同じ日本という国に住んでいても、ケンミンショーで紹介される美味しそうなご当地グルメを全て食べることなんて、なかなかできないことなんだろうな。

息子たちも「これ、食べたい!」と言うが、高知は遠いのよねーなどと言っていたら、夫が「…ジャン麺のお店が宇治にある!」と携帯で調べながら叫んだ。

ええっ、高知のご当地ラーメンが宇治で食べられるの?!

高知に行くのは遠いけれど、同じ京都の中の宇治なら問題ない。ただ、ケンミンショーで紹介されたとなるとしばらくの間は混んでいそうなので、1月の末まで待ってからお店に行くことにした。

f:id:zfinchyan:20260209214402j:image

まんしゅう 宇治店

開店時間の11:30より10分ほど前に到着してみるとすでに5、6人のお客さんが並んでいた。これはテレビで紹介されたからだろうか?それとも普段から開店前はいつもこんな感じなのだろうか。

ちなみに、ジャン麺(じゃんめん)とは、高知の焼肉屋さんの満州軒というお店が「ごはんに合うラーメン」として作ったのがはじまりらしい。このまんしゅうは、高知県内はもちろん、香川、広島、岡山、兵庫、大阪、京都とお店が展開しているけれど、京都では宇治店だけなので、やはりいつもこんな感じで行列が絶えないのかも知れない。

開店時間になり、無事席に案内された。メニューを見ると、ジャン麺+ごはんがおすすめのようだ。九条ネギジャン麺やトッピングのたまご落としなどもあったけれど、初めてなのでとりあえず間違いのないおすすめのジャン麺+ごはん小を注文することにした。

f:id:zfinchyan:20260209215307j:image

あつあつツヤツヤのあんかけ!

スープをすくう普通のレンゲと、具だけやごはんを入れたあとすくうための穴あきレンゲの2種類が添えられたラーメンは初めて。スープでごはんを食べることが大前提なのだな。

まずはスープを飲んでみると、意外にも辛くない。唐辛子も入っているはずなのに思ったより辛くないのは、スープに溶け出したホルモンの脂が辛味を包み込んであるからだろうか。また、ニラもたっぷり入っていてニラの味ではなく、もはや海苔の風味に似ているほど。わたしはあんかけが好きなので、麺が引き上がりにくいほど絡むあんがとてもよかった。

はふはふ言いながら麺を食べた後は、ごはんをスープにどーん!

f:id:zfinchyan:20260212073316j:image

大胆にIN

穴あきレンゲで掬いながら食べた。うーん、美味しいんだけど…と、食べていたら、おじややおかゆがあまり好きではない息子(10)が、ごはんをレンゲで掬ってスープに浸して食べていたのを見て気づいた。…これ、もしかして、ごはんをINするんじゃなくて、ごはんをスープに浸して食べる、いわゆるスープカレー方式で食べる方が美味しいかも!

自分の分のごはんはスープに全部入れてしまっていたので、息子のごはんとスープを拝借して食べてみたら、やっぱりそっちの方がわたしは美味しかった。次からはこうして食べよう。食べ終わって、お店の外に出たら、わたしたちが入った時と同じような行列が出来ていた。

 

ご当地ラーメンという特別なもの

これまで福井県の8番ラーメンや、徳島県の徳島ラーメン、奈良県の天理ラーメンなどのご当地ラーメンを食べてきて思ったことだけど、ジャン麺も他のご当地ラーメンと同じく、これを昔から食べていれば今食べた倍以上の特別な美味しさが味わえたのだろうな…と、思った。

もちろん初めて食べたジャン麺も美味しかったけど、もしこれが自分にとって馴染みのある懐かしい味だったなら、と思うと、これを昔から食べてきた人たちが羨ましかった。こんな風に思ってしまうのは、わたしが並々ならぬ食いしん坊だからだろうか。

ちなみにわたしにとってのご当地ラーメンは、スガキヤラーメンだ。生まれ育った枚方の周辺にはなぜかこの名古屋発祥のスガキヤのお店があちこちにあって、幼いころからラーメンと言えばこのスガキヤだった。きっとこのスガキヤラーメンも、ただ食べただけでは和風の優しい味、と感じるだろうけれど、わたしにとっては、食べた瞬間「ああ、懐かしい」と感じて枚方の風景や家族や友達と食べた思い出が蘇って、特別な味になる。

 

ケンミンショーに出てくるご当地グルメ

とは言え「秘密のケンミンショー」を見ていても、そこに出てくるご当地グルメを食べることが出来る機会などこれまでほぼなかったので、とても楽しい思い出となった。

ところで、わたしがいつか食べてみたいご当地グルメは、岩手県のビスケットの天ぷらだ。口の中の水分がもっていかれてしまいそうだけど、一体どんな感じ?ふわふわのサクサクな感じ?ちょっと甘いの?と興味津々である。今まで岩手県に行ったこともないし、親戚がいるわけでもないので、なかなか行く機会がないままでいるけれど、いつかは食べてみたいな、と、ビスケット天ぷらに度々思いを馳せているのだった。

つけ麺を食べた日のこと

 

ある平日、夫とお昼ごはんを食べに行くことになった。

その日、わたしはなんでもよかった。食べたいものも食べたくないものもない。だから、夫に何か食べたいものはあるか、と聞くと「つけ麺が食べたいねんけど…」と言う。つけ麺か…。

実はわたしはこれまで一度しかつけ麺を食べたことがない。それも今から15年ほど前に東京への旅行中に「つけ麺」というのぼりを見つけて初めて食べたその一度きり。

ちなみに、その時の感想は「なんだ、こりゃ」だった。別にまずいわけではない。けれど、わたしはラーメンの醍醐味とは麺よりもスープだと思っている人間なので、スープをごくごく飲むことのできないつけ麺の、その食べ方と美味しさがよくわからなかった。以来、つけ麺とは距離を置いて生きてきたのである。

 

けれど、今回は夫に「何が食べたい?」と聞いてしまった以上、その希望を無視するわけにはいかない。というわけで、つけ麺を食べるために麺やたけ井というお店に行くことにした。なんでも、夫はここの辛味噌がもう一度食べたいらしい。以前、仕事で外出中のお昼休みのランチに、この辛味噌のつけ麺を食べてからというもの、その美味しさがあたまから離れなかったというのだ。

そんなに美味しいのなら、わたしも辛味噌とやらでつけ麺を食べてみようじゃないか!

f:id:zfinchyan:20260209194248j:image

ちなみに麺やたけ井とは、京都の城陽に本店があり、大阪を中心に十数店舗展開しているつけ麺で有名なお店である。今回は、京阪くずは店にはるばる車で行くことにした。

f:id:zfinchyan:20260208234547j:image

か、辛そうな色…!

運ばれてきたスープの赤さにもびっくりしたけれど、何よりその麺の太さに驚いた。カウンター席の隣に座る夫に小声で「これ、もううどんやん」と言うと「この太さがええねん」と言う。夫曰く、小麦の香りがしっかり味わえるこの太麺をわしわし食べるのがいいらしい。

夫はまず麺だけわしわしと食べて「あー、うまい。これが食べたかった」と感動している。へえ、とわたしも習って麺だけ食べてみる。見た目はほぼうどんだった麺は、食べてみると当たり前だけど、うどんとは全然違う。だけど、ラーメンの麺、と言ってしまうにはあまりにも噛み応えがある!これはちゃんと噛まないと喉に詰まってしまいそうだ。

さて、わたしは、一口目をどう啜るべきか悩んでいた。

またもや夫に「これって、おそばみたいにチョンとつけて食べた方いいの?それとも、どっぷりスープにつけて食べるべき?」と、問うと「どっちでも好きな方でいいで。俺はたっぷりつけるけどな」とのことだった。

なんか、たっぷりつけて食べるのは下品でご法度、とか言われんのかな、と思ってたけど、別にどう食べてもええんやな。というわけで、熱々の赤い辛味噌スープに麺をしっかりくぐらせて、ずずずっと啜ると、スープの色から予想していたよりは辛くない。ただ、麺が太いので一気に2本ほど啜るので精一杯。油断していつものラーメンのように啜ってしまうとすぐに口の中がぱんぱんになってしまう。

スープの上にたっぷりかかった魚粉の風味のあとに、辛味噌のコクが追いかけてくる。味変にブラックペッパーと一味が卓上にあったけど、山椒も合いそう。

麺の上に乗った大きなチャーシューを味わっていたら、隣の夫の麺があと少しを残すのみになっていてびっくりした。夫の麺は特大なのに?!並のわたしの麺はまだ半分以上残っているのに?!こんなに太い麺を、いつものようにツルツルと食べたのだろうか。

食べ終わり、お店を出たら夫が「どう?つけ麺は」と聞いてきた。正直なところ、やっぱり何がいいのかわからない。もちろん、まずいわけではない。でも、わたしはラーメンの方がいいな。

 

麺やたけ井を出て、すぐそばにあるくずはモールをぶらぶら。

f:id:zfinchyan:20260209144917j:image

わたしの愛するくずはモール

息子たちへのお土産にビアードパパのシュークリームを買って帰ることにした。息子(10)が帰ってくるまでそんなに時間もなかったので、ゴンチャで阿里山烏龍ミルクティーをテイクアウトして2人で飲みながら帰った。

f:id:zfinchyan:20260209145213j:image

ところで、わたしは烏龍ミルクティーの美味しさをタピオカブームで知った。あのブームのおかげで美味しいお茶を気軽に飲めることができて、本当にありがたい限りだ。

 

帰宅して再び夫から「つけ麺どうやった?」とまた聞かれた。「だから…」と言いかけて、食後とは、ちがってまた食べてみたいなという気持ちになっている自分に気づいた。それを言うと夫もそうだったらしい。食べてから時間が経つと、また食べたくなっていたという。なるほど、つけ麺とは奥が深いものなのだな、と思った日だった。